
『見えない目撃者』は事故で目が見えなくなった元警察官の女性が少女誘拐事件に挑むサスペンス映画です。
本作は韓国映画『ブラインド』のリメイク版。
目の見えない元警察官を演じた吉岡里帆が迫真の演技をし、シリアスなサイコサスペンスが見どころとなっています。
が、本作はR-15指定となっており、グロいというウワサが。
そこで本記事では『見えない目撃者』はグロいのか、またネタバレありで犯人を解説していきます。
『見えない目撃者』の作品・キャスト情報
作品情報
原題 | 見えない目撃者 |
公開年 | 2019年 |
上映時間 | 128分 |
ジャンル | サスペンス |
キャスト
監督 | 森淳一 |
脚本 | 森淳一/藤井清美 |
主演 | 吉岡里帆(浜中なつめ) |
出演1 | 高杉真宙(国崎春馬) |
出演2 | 大倉孝二(吉野直樹) |
出演3 | 田口トモロヲ(木村友一) |
出演4 | 酒向芳(高橋修作) |
出演5 | 浅香航大(日下部翔) |
『見えない目撃者』のあらすじ

Ⓒ東映
警察学校を卒業した浜中なつめは弟を車に乗せて夜道を運転していた。
しかし、その途中交通事故を起こしてしまい、なつめは失明。
弟は亡くなってしまう。
その後、なつめは警察官を辞め、文字起こしの仕事をするように。
ある日、なつめが盲導犬と夜道を歩いていると、車と接触事故起こす。
が、その不審な車からは少女が助けを求める声が聞こえてくる。
なつめの他にもう一人不審な車の目撃者がいた。
なつめは警察に報告し、誘拐事件を追うようになるが……。
『見えない目撃者』はグロいのか?

Ⓒ東映
『見えない目撃者』はグロいと言われています。
ちょっとその声をみてみましょう。
皆様、お休みなさいませ。
今夜は「見えない目撃者」でございます。
韓国、中国に続いて国内も製作したグロいスリラーもの。
女子高生連続殺人事件に巻き込まれた元女警官が犯人を追う。
日本ならではの作風がまたリアルで、思わず主役を応援したくなる映画でした‼️
視覚障がい者は大切にしましょう‼️ pic.twitter.com/UEtUURx5FF— チャーリーフジキ (@zvf05243) August 2, 2020
「見えない目撃者」
期待値低いまま観たら案外面白くて、拾い物した気分w
サイコサスペンス、ホラー、バディ物、動物モノと盛り沢山の本作。中盤、視覚障害を持つ主人公が犯人に追われるシーンはほんとハラハラしました。ツッコミどころも多々ありますがオススメです。ただ意外にグロいから気を付けて pic.twitter.com/a5njshdZ4n— 我こそはマジンガー (@mitsu3216z) August 4, 2020
『見えない目撃者』アマプラにて。ツッコミどころはあるけど手に汗握るバディもので面白い。結構グロ。目で語る吉岡里帆と声のトーンで心境の変化が分かる高杉真宙。終盤は怒涛の伏線とフラグ。あと、シリアスなシーンでも盲導犬のパルちゃんがしっぽ振っててかわいいのが良いですね…#見えない目撃者 pic.twitter.com/t8Q8L27soc
— オガワヘヴンリー (@k_ogaga) August 1, 2020
結論から言うと、グロくないです(あくまで個人的にですが)。
私はいくつかグロい映画を観ていますが、それらに比べると全然グロくないです。
ちょいグロという感じでしょうか。
しかし、「グロい」と感想があるのも事実。
グロ耐性がない人にとってはグロく感じてしまうのかもしれません。
では、どこらへんがグロいと言われてしまうのか。
理由を考えてみると、
- 身体の一部が欠損した死体がでてくる
- 死体の腕を切るシーンがでてくる
- 欠損した身体のパーツがでてくる
- 殺人のシーンがある
こんなところかと思います。
個人的には臓物類がでてこないだけ、マシだと思ってます。
本当にグロい映画は臓物類がでてきますし、容赦なく身体を切り刻みますからね。
グロい作品が苦手な人でも本作であれば観られると思います。
グロいというだけで観ないのはもったいない!
テンポのよい展開で最初から最後まで息をつかせないようなストーリーが待ってます。
極上のサイコサスペンスに仕上がっているので、ぜひ観ていただきたいです。
さらにグロい映画は以下の記事で紹介しているので参考にしてみてください。
関連記事グロい!『グリーン・インフェルノ』(2013)の感想、あらすじを紹介!
関連記事『ミッドサマー』はグロい?トラウマ級映画のラストや性の儀式を考察する
『見えない目撃者』は『セブン』に似ている?

Ⓒ東映
『セブン』と言えば、1995年に公開されたサスペンス映画。
ブラッド・ピットとモーガン・フリーマンが共演し、「後味悪い」と有名なサスペンス映画ですね。
ダークでサイコパスな雰囲気が魅力的な映画でした。
その『セブン』と『見えない目撃者』が似ているというのです。
確かに似ていると思う部分はありました。
- どちらも猟奇殺人を扱っている
- 儀式殺人をもちていている
以上の2点です。
特に儀式殺人のほうです。
『セブン』はキリスト教の「七つの大罪」をモチーフにしており、『見えない目撃者』は仏語で六根から生じる迷いを断ち切り清らかな身になるという意味がある六根清浄(ろっこんしょうじょう)をモチーフにしていました。
猟奇殺人×儀式殺人になると、本格的なサイコサスペンスな感じになりますね。
似ていると言ってもそれくらいで2つの作品はまったくの別物。
どちらも違ったストーリーで楽しむことができます。
まだ『セブン』を観たことがない人はぜひ観てみてください!
【ネタバレあり】『見えない目撃者』の犯人は?

Ⓒ東映
ここではネタバレを含みますのでご注意ください。
では【ネタバレあり】で『見えない目撃者』の犯人を解説していきます。
ズバリ、ネタバレしてしまうと犯人は警察官。
事件を追うはずの警察が実は犯人だったのです。
犯人の正体は……
浅香航大が演じる日下部という警察官。
彼は女子高生を拉致し、猟奇殺人をしていたのです。
警察官の立場を利用して捜索願を破棄し、巧みに事件を隠蔽していたのです。
警察官が犯人だとは意外でしたね。
浅香航大のシリアスで猟奇的な演技は見事でした。
『見えない目撃者』の評価

Ⓒ東映
『見えない目撃者』の評価はどのようになっているのでしょうか。
Twitterの感想をみていると、評価は高いです。
では、実際に映画のレビューを見てみましょう。
ハラハラドキドキのサスペンス。よくできたストーリーだが、他の方も書いてるようにラストの展開はちょっとなぁ…と残念だったが、まぁ、トータルとしては合格点の映画でしょう。
これぞサスペンスって感じで、ドキドキとスリルが味わえました。それに、田口トモロヲさん、浅香航大さんがいつもは脇を固めてくれる役者さんなのですが、かなり活躍されていて、見応えがありました。
今まで見た邦画の中で一番好きな映画。吉岡里帆の盲目の演技もすごく上手。脚本も最高で伏線の回収の仕方も上手でスッキリ!映画館で見た時のハラハラドキドキはすごかった。
と高評価が多いです。
「ハラハラドキドキする」という声はかなり多いですね。
逆に低評価のコメントとしては、
- ツッコミどころが結構あった…
- つっこみどころまんさい
- 後半の展開にがっかり
という声がありました。
確かにつっこみどころはありました。
私も「ん?なぜ?」と思うシーンもありましたが、そこまで細かいことを気にしなければ大丈夫かなと思います。
映画レビューサイト映画.comの点数は5点満点中3.7、Filmarksでは3.8と高評価でした。
【結論】『見えない目撃者』はグロくない!

Ⓒ東映
『見えない目撃者』はそこまでグロくはありません。
グロが苦手な人でも観られるレベルかなと思います。
悩んでいるならぜひ観ていただきたいです!
確かにつっこみどころはありますが、それを上回るドキドキ感やミステリアスさがあります。
主演の吉岡里帆の演技も見事でした。
ファンなら必見の映画ですよ。
もし興味があるなら、原作になっている韓国版『見えない目撃者』(ブラインド)や中国リメイク版も観てみましょう。
違った視点で楽しめると思います。
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