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『リリーのすべて』(2015)は実話!?気になる結末とは?

『リリーのすべて』(2015)はイギリス、アメリカ、ドイツが製作国となっている恋愛・ドラマ映画。

本作は実話をもとにした映画となっています。

妻を演じたアリシア・ヴィキャンデルはアカデミー賞助演女優賞をはじめ、その他の映画賞で計8個もの賞を受賞しました。

ジェンダーに葛藤する夫とそれを献身的な愛で支えた妻の感動物語『リリーのすべて』(2015)について、あらすじと感想、作品の魅力をネタバレを交えて紹介していきます!




『リリーのすべて』(2015)の作品・キャスト情報

作品情報

原題 The Danish Girl
公開年 2015年
上映時間 119分
ジャンル ドラマ・恋愛

 

キャスト情報

監督 トム・フーパ―
脚本 ルシンダ・コクソン
主演 エディ・レッドメイン(アイナー・ヴェイナー)
出演1 アリシア・ヴィキャンデル(ゲルダ・ヴェイナー)
出演2 マティアス・スーナールツ(ハンス・アクスギル)
出演3 ベン・ウィショー(ヘンリク・サンダール)

 

『リリーのすべて』(2015)のあらすじ

©︎Universal Studios/Focus Features

 

1926年、デンマークのコペンハーゲン。

風景画家のアイナー・ヴェイナーは肖像画家の妻ゲルダと暮らしていた。

ある日、ゲルダに頼まれて脚のモデルの代わりを引き受けたアイナーであったが、それがきっかけとなり性の違和感を自覚するようになる。

ある日、ゲルダは遊び半分でアイナーに女装させ、「リリー」という女性としてパーティーへ連れて行った。

そのパーティーでアイナーが男と親密そうにし、キスする場面をゲルダは目撃してしまう。

アイナーはその後も男と密会し、自分が女であることをはっきり自覚していく。

 

『リリーのすべて』(2015)は実話!?

©︎Universal Studios/Focus Features

 

『リリーのすべて』(2015)は実話がもとになっています。

本作のモデルは世界初の性別適合手術を受けたリリー・エルベ。

リリーの本名はアイナー・モーウンス・ヴィーグナーといい、デンマークの画家です。

もともと男性として生まれたのですが、女性として生活するようになりました。

そして女性の身体になるため、世界初の性別適合手術を受けることになるのです。

だんだん女へと変わっていく夫リリーを支える妻ゲルダとの生活や絆が本作では描かれます。

『リリーのすべて』(2015)はデヴィッド・エバーショフによるノンフィクション小説『The Danish Girl』が原作。

『世界で初めて女性に変身した男と、その妻の愛の物語』という邦題だったのですが、本作の公開に合わせて『リリーのすべて』と改題して再出版されました。

実話ではあるのですが、脚色されていてリリーが女性として暮らすようになった時期や結末等は実際とは異なるようです。

 

『リリーのすべて』(2015)の実話の結末とは?

©︎Universal Studios/Focus Features

 

『リリーのすべて』(2015)の実話の結末は、映画と同じく死んでしまいます。

死因は性別適合手術後の拒絶反応。

「女」の身体になるため計5回の手術を行ったのですが、拒絶反応が重く48歳で死去。

そんなリリーを妻であるゲルダは最期まで支えました。

映画ではリリーが亡くなったところで結末を迎えてしまいますが、実話ではさらにその後の結末があるようです。

ゲルダはリリーの亡き後、イタリア人外交官の男性フェルナンド・ポルタと再婚しましたが、再び離婚し、54歳で生涯を終えました。

映画で実話の結末を描かなかったのは、ゲルダの献身的な愛を印象づけて感動させるためでしょう。

夫が亡くなったあと、再婚したのではなんだか感動が半減してしまいそうですね。


『リリーのすべて』(2015)の感想

©︎Universal Studios/Focus Features

 

妻ゲルダの献身的な愛に涙

 

『リリーのすべて』(2015)は性同一性障害に苦悩する夫とそれを献身的な愛で支える妻の物語。

その妻の愛に感動します。

もし自分が妻、または夫の立場であったら、ゲルダのようにここまで献身的になれるのか、正直言うと、自信が持てません。

自分の愛しているパートナーの性別がどんどん変わっていき、しかもパートナーと同姓の人(パートナーが男であったら男)と、キスまでするほど親密そうにしている現場を目撃してしまったら……。

果てしてそんな状況になったとしたら、自分はどうするのだろうか。

確信はもてませんが、性同一性障害だと理解しようと努力しつつも、その状況に耐えられず別れているかもしれないし、そこまでいかなくてもなんらかの拒否反応を示してしまうのではないかと。

だからこそ、アイナーを最期まで支えたゲルダの愛に感動してしまうのです。

困惑、葛藤しながらも彼女は変わっていく夫を見捨てず、夫の全てを受け入れた。

相手の全てを受け入れる、これこそ本物の愛、愛することなのだと感じました。

 

アリシア・ヴィキャンデルの名演技

 

冒頭でも述べましたが、アリシア・ヴィキャンデルはアカデミー賞助演女優賞をはじめ、その他の映画賞で計8個もの賞を受賞。

性同一性障害に苦悩する夫を支える妻、ゲルダ役を演じたのですが、変わっていく夫に葛藤する姿、最期まで夫を支える妻の姿、画家としての姿、それらすべてが魅力的で本当に素晴らしい演技でした!

特に性同一性障害に苦悩する夫を支える妻というのは、想像することさえ難しい役柄であったと思いますが、見事に演じきりました。

アカデミー賞をはじめ、これだけ映画賞をとったのも納得。

それにしても映画のアリシア・ヴィキャンデルが奇麗すぎる!

『リリーのすべて』(2015)のアリシア・ヴィキャンデルが一番魅力的ですね。

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エディ・レッドメインも名演技

 

アカデミー賞助演女優賞をとったアリシア・ヴィキャンデルも素晴らしかったですが、主演を務めたエディ・レッドメインの演技も素晴らしかったです。

エディ・レッドメインはアカデミー賞主演男優賞にノミネートされましたが、惜しくも受賞ならず。

しかし、受賞していてもおかしくはない、見事な演技でした。

何が素晴らしかったかというと、男から女に変わっていくという難しい役を見事に演じきったこと。

自分の中の性の違いを自覚し始め、悩み葛藤し、そして最後には女へと変わるという、そんな素人でも高い演技力が必要だと感じる役をエディ・レッドメインはしっかりと役作りをしてこなしました。

この映画で無冠であったことが残念!

余談ですが、エディ・レッドメインが演じたアイナー(リリー)、じつは長年、ニコール・キッドマンが演じたいと思い続けていたそうです。

 

『リリーのすべて』(2015)のラスト

©︎Universal Studios/Focus Features

 

『リリーのすべて』(2015)は悲しい結末を迎えてしまいます。

リリーは性別適合手術を受けたのですが、拒絶反応が重く、死んでしまいます。

その横で妻のゲルダは涙を流す。

衝撃的な最後であり、本当に胸にせまるラストでした。

しかし、死の直前、リリーは「本当の自分になれた」と吐露し、亡くなる時はどことなく、幸せそうな表情をしていました。

それは女になれた嬉しさと支えてくれたゲルダに感謝していたからなのではないでしょうか。

悲しい結末ではありますが、本当の自分になれたリリーにとっては良い最期となったのかもしれません。

 

『リリーのすべて』(2015)の評価・レビュー

©︎Universal Studios/Focus Features

 

『リリーのすべて』(2015)の評価・レビューを紹介していきます。

映画レビューサイトでのレビューをいくつかまとめると、

「美しいという言葉でも表すのは難しい。本当に胸が痛く、胸に響く映画でした。」

「強烈に心に突き刺さるメッセージ性も備えられており、かなり良い作品であった。」

「最後まで悲しく胸に刺さりますが、これこそ最高の映画だと思えました」

など、絶賛のレビュー多数!

また、エディ・レッドメインの演技を評価するレビューも数多くありました。

3つの映画レビューサイトの平均点数は5点満点中3.9と高評価。

ちなみにエディ・レッドメインはインタビューで、

僕が感じたのは、愛というのは肉体やジェンダー、セクシャリティによって定義付けられるものではなく、2つの魂が出会うということなんだ。僕がこの役をやりたいと感じたのは、20世紀の最も素晴らしいラブストーリーの1つだと思ったからなんだ。僕が脚本を読んだときと同じように、深く心を動かされてくれたらとてもうれしい

と答えています。

エディ・レッドメインのインタビュー通り、深く心を動かされる映画になっています。

 

『リリーのすべて』(2015)のまとめ

©︎Universal Studios/Focus Features

 

『リリーのすべて』(2015)では愛するという本当の意味を教えてもらいました。

深く心を動かされる人間ドラマ・ラブストーリーをぜひ観ていただきたいです。

また、本作はジェンダーについてもテーマとして描かれています。

セクシャルマイノリティについて理解を深める良い作品であり、良いきっかけとなるでしょう。

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