
『シークレットウインドウ』(2004)は2004年に公開されたアメリカのサスペンス映画。
スティーヴン・キングの中編小説『秘密の窓、秘密の庭』が原作となっています。
謎の男ジョン・シューターにつきまとわるホラー、そしてシューターの正体とは誰なのか?というミステリーもある映画。
ラストに待っている衝撃とは!?
主演、ジョニー・デップも魅力的な『シークレットウインドウ』(2004)について、あらすじと感想、ネタバレを交えてラストを解説していきます!
『シークレットウインドウ』(2004)の作品・キャスト情報
作品情報
原題 | Secret Window |
公開年 | 2004年 |
上映時間 | 96分 |
ジャンル | サスペンス |
キャスト情報
監督 | デヴィッド・コープ |
脚本 | デヴィッド・コープ |
主演 | ジョニー・デップ(モート・レイニー) |
出演1 | ジョン・タトゥーロ(ジョン・シューター) |
出演2 | マリア・ベロ(エイミー・レイニー) |
出演3 | ティモシー・ハットン(テッド・ミルナー) |
出演4 | チャールズ・S・ダットン(ケン・カーシュ) |
『シークレットウインドウ』(2004)のあらすじ

©︎Sony Pictures Entertainment Inc.
作家であるモート・レイニーは妻エイミーとの離婚調停が原因で執筆が思うようにいかず、スランプに陥っていた。
ある日、モートのもとにジョン・シューターと名乗る謎の男が訪問してくるのだが、シューターはモートが自分の小説を盗作した、と問い詰めてくる。
相手にしないモートであったが、シューターが置いていった原稿の内容は、モートの小説“Secret Window”と同じだった。
それ以来、モートはシューターから執拗に付きまとわれ、殺人も起きてしまう。
『シークレットウインドウ』(2004)の感想

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ホラーでスリルのある展開
『シークレットウインドウ』(2004)はホラーでスリルのある展開に惹きつけられます。
まず、謎の男ジョン・シューター。
・彼が一体、何者なのか
・モートは一体どうなってしまうのか
・何か隠された秘密はあるのか
この3つが『シークレットウインドウ』(2004)を観る人を惹きつける要因になっています。
また、“何かが起きそう”なホラーな雰囲気もよかったです。
ラストは納得いかない
ラストは好き嫌いの個人差があるかと思います。
しかし、個人的には納得できないし、腑に落ちませんでした。
謎の男ジョン・シューターの正体や事件の真相を期待し、ラストまでは緊張感をもって観ていたのですが、残念な結果に……。
ラストについてここではネタバレを回避しますが、(ネタバレありで詳しく後述する)こういったラストはなんだかズルい気がするし、ちょっと肩透かしをくらったような印象を受けてしまうんですよね。
このような最後でも良いという人もいるかもしれませんんが……。
もっと観る人の予想を上回るようなラストにして欲しかったというのが本音です。
感の良い人はオチに気が付くかも。
【ネタバレあり】『シークレットウインドウ』(2004)のラストを解説

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ここではラストのネタバレと伏線について解説していきます。
ラストの種明かしをすると、ジョン・シューターの正体はモートでした。
つまり、多重人格、犯人=俺というわけです。
個人的に多重人格というトリックはナンセンスだと思っているので、『シークレットウインドウ』(2004)のラストは残念でした。
なぜ残念かというと、前述しましたがズル過ぎる!
多重人格というオチなら簡単に伏線が考えられるし、辛辣な言い方をすれば観る人を裏切っていると思う。
シューター=モートなのに、シューターから電話がかかってきたり、シューターから襲われたりと、現実的に考えて伏線も納得のいかないものばかり。
ラストまではホラーとスリルのある展開で惹きつけていただけに、ラストが残念でなりません。
ただ、妻エイミーを殺して埋めてしまうというのはモートの狂気を感じられてよかったし、一貫してホラーな雰囲気を味わえたのはよかったです。
『シークレットウインドウ』(2004)の評価・レビュー

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『シークレットウインドウ』(2004)の評価・レビューを紹介していきます。
映画レビューサイトでのレビューをいくつかまとめると、
「どっちかというとコメディー寄り、というか、怖い展開を楽しめるように作っている作品。」
「結構面白かったけれど後味が、、ジョニデはすごくいい!」
「淡々と進むストーリー。ラストが、衝撃的です。ジョニー・デップの演技が素晴らしい。」
などの評価・レビューがありました。
「ジョニー・デップの演技に魅せられて、観てて全然飽きなかった。」というジョニー・デップを評価するレビューが数多くあります。
しかし、3つの映画レビューサイトの平均点数は5点満点中3.1というあまり高くない評価。
その理由は「先の展開がばればれです。」「散々期待して最後がこれだと凹むわ」という
オチが分かったり、最後に納得できないという低評価があるから。
オチに納得できるか、ラストが予測できてしまうかが、本作の評価の分かれるポイントとなっているようです。
個人的にも点数は3.0だと思います。
やはりオチは納得できない!
『シークレットウインドウ』(2004)のまとめ

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ホラーとスリルのある展開で魅力のあった『シークレットウインドウ』(2004)。
ラストで納得できるかどうかで評価の決まる作品となっていました。
しかし、ストーリーは置いといて、ジョニー・デップは魅力的。
ジョニー・デップ目当てで観てもいい作品かもしれません。
ジョニー・デップの狂気的な演技に注目です!
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