『青空エール』は2016年に公開された青春映画。
原作は『別冊マーガレット』で掲載されていた河原和音による同名小説です。
純度100%の青春映画となっており、タイトル通りエール(応援)がテーマになっています。
目標がある人、何かを頑張っている人にはぜひ観ていただきたい映画。
「青春っていいな」と思わせてくれる『青空エール』(2016)について、あらすじと感想、名言や劇中の音楽などを紹介していきます!
目次
『青空エール』(2016)の作品・キャスト情報
作品情報
タイトル | 青空エール |
公開年 | 2016年 |
上映時間 | 125分 |
ジャンル | 青春 |
キャスト情報
監督 | 三木孝浩 |
脚本 | 持地佑季子 |
主演 | 土屋太鳳(小野つばさ) |
主演 | 竹内涼真(山田大介) |
出演1 | 松井愛莉(脇田陽万里) |
出演2 | 葉山奨之(水島亜希) |
出演3 | 志田未来(森優花) |
出演4 | 上野樹里(杉村容子) |
『青空エール』(2016)のあらすじ
吹奏楽部の名門・白翔高校に入学し、吹奏楽部に入ってトランペットを始める小野つばさ。
野球部のトロフィーを眺めていた甲子園を夢見る山田大介と出会い、つばさと大介は「甲子園で応援する」という約束を交わした。
吹奏楽部に初めて行ったつばさは部活のレベルの高さを目の当たりにするが、先輩とマンツーマンで懸命に練習していく。
一年生の夏、吹奏楽部は地区予選の決勝戦まで進んだ野球部を応援することに。
しかし、キャッチャーで途中出場した大介の暴投で敗退。
呆然自失となってしまった大介のために、つばさは規律をやぶり一人でトランペットを吹き出し、謹慎処分となってしまうのだった。
『青空エール』(2016)の感想
純度100%の青春映画
『青空エール』(2016)は少女漫画が原作となっているため、純度100%の青春映画になっています。
部活頑張って、恋して、挫折もあって、という王道青春ストーリーが苦手な人、嫌いな人にはおすすめできませんが、
・王道青春でもいい!
・王道青春ストーリーを楽しみたい!
という人にはおすすめ。
さて、本作はつばさの吹奏楽、大介の野球、つばさと大介の恋という3本柱からストーリーが成り立っているのですが、注目していただきたいのは、つばさの吹奏楽です。
ジャケットを見るとつばさと大介の恋物語が大半を占めるのかなとイメージしていたのですが、実際はつばさの部活動がメインになっていました。
楽器初心者ながらも吹奏楽の強豪校で必死に練習し、成長していくつばさが大きな見どころ。
王道なので、なんとなく展開は読めてしまいますが、良い青春映画に仕上がっています。
つばさの頑張る姿に励まされる
『青空エール』(2016)ではつばさの頑張る姿に励まされます。
吹奏楽の強豪校でレベル高い人達ばかりなのに、普門館で演奏したいという夢を持ち、未経験からトランペットを始めたつばさ。
しかし、その道は簡単なものではありませんでした。
部員から「部活をやめてくれ」「レベル低い人がいると迷惑」と言われますが、それでもつばさはくさらず諦めず、懸命に努力を重ねていきます。
そんなつばさの姿を見ていると、「何かに頑張る姿ってやっぱいいなー」とか「自分も頑張んなきゃな―」と励まされますね。
それと、やっぱ部活ってイイ!
あんなに若々しくキラキラしている時間って高校生が一番ではないかと。
『青空エール』(2016)は観ている人にエールを送ってくれる、そんな映画にもなっています。
『青空エール』(2016)の名言
『青空エール』(2016)では印象に残った名言がいくつかありました。
ここではそんな名言を紹介していきます。
練習はみんな同じ。
あとは内容。
考える。
集中する。
言われたことの意味を理解する。
上達に近道はあるけど、近道イコール楽な道じゃない。
顧問の杉村先生が練習するつばさに向けて言った言葉。
部活動をしている人だけでなく、仕事をしている人にとってもためになる名言ですね。
人より抜き出ることができるか、できないかはこんなところで差がでるのかも。
誰かを励まし続けるのって、自分が頑張り続けるのと同じくらい大変なんだよ。
でも、だからこそ誰かのエールは人に力を与えることができるんじゃないのかな。
森先輩がつばさに向けて言った言葉。
森先輩がケガをしてメンバーから外されてしまった時、つばさたちが森先輩を励まし続けたから、今でも楽器を続けられていると森先輩は言います。
エール(応援)の素晴らしさを教えてくれる名言ですね。
自分たちの夢に恥じない努力をしただろうか。
自分たちの心に油断はなかったか。
先輩や後輩に自分たちは全てを懸けたと、どんな結果に対しても言えるだろうか。
杉村先生が白翔高校吹奏楽部の「一心不乱」という旗の裏話を語った時の言葉。
これは部活をやっている人に響く言葉かもしれませんが、部活でなくても夢に向かって頑張っている人や、仕事をしている人にも胸に刻んで欲しい言葉です。
負けてしまった時に誰かのせいにしてはいけませんね。
以上、『青空エール』(2016)の名言の紹介でした。
紹介した以外にもグッとくるセリフがあるので、ぜひセリフにも注目してみてください!
『青空エール』(2016)の音楽
劇中で披露された演奏曲
『青空エール』(2016)では音楽でも魅力があります。
つばさが吹奏楽部ということもあり、吹奏楽では定番な『宝島』が聴けたり、野球の応援曲でお馴染みの『アメリカン・シンフォニー』が聴けたり。
特に注目していただきたいのは、ケガをしてしまいリハビリに励む大介にエールを送るために吹奏楽部が演奏した『マーチ ブルースカイ』。
あれは名場面でした!
何より音楽の力、誰かを応援する素晴らしさを教えてくれる名シーンになっていたし、一番感動できる場面でした。
本作では吹奏楽部が演奏する音楽にも注目してください!
それにしても『宝島』は良い曲ですね。
whiteeeenが歌う主題歌の『キセキ』もまたイイ!
『青空エール』(2016)の主題歌である『キセキ〜未来へ〜』も本作の世界観とマッチしていて良い曲になっています。
ちなみに『キセキ〜未来へ〜』を歌っているのはGReeeeNではなく、whiteeeenという女性ボーカルグループ。
whiteeeenは「LINE」でオーディションを開催して2014年に結成され、GReeeeNの妹分として2015年にデビューしました。
本作の主題歌『キセキ〜未来へ〜』はGReeeeNのカバー曲。
女性の声で歌うキセキはGReeeeNとはまた違う魅力があります!
『青空エール』(2016)の評価・レビュー
『青空エール』(2016)の評価・レビューを紹介していきます。
映画レビューサイトでのレビューをいくつかまとめると、
「単に主人公ふたりの恋愛模様を描くだけではなく、部活での葛藤や悩みも描いているところに好感が持てました。」
「青春映画の中ではダントツに良い!自分もこんな青春時代を過ごしたかった。つばさたちがうらやましい。そう率直に思えた。」
「最初は演技に白々しい感がありましたが途中からピシッとしまってきました。青春映画として見ればスゴい良かったと思います。」
など、青春映画として高い評価・レビューがありました。
「キラキラした青春がいい」「心が洗われる」「泣ける」というレビューもあり、主演の土屋太鳳や竹内涼真を評価するレビューも多かったです。
3つの映画レビューサイトの平均点数は5点満点中3.6。
個人的には3.7の作品だと思います。
『青空エール』(2016)のまとめ
キラキラ青春ストーリーだった『青空エール』(2016)。
王道青春ストーリーだからこそ、「青春ってイイ!」と心から思わせてくれる映画でしたし、誰かにエールを送りたくなるそんな映画でした。
また、ストーリーだけでなく、胸に響く名言や吹奏楽部の演奏による音楽も魅力的。
ぜひ『青空エール』(2016)を観て青春を味わってください!