おすすめの恋愛映画【邦画】20選！あらゆる恋のジャンルをセレクト

恋愛。それは人生のちょっとしたスパイス。

楽しく幸せな時もあれば、辛くて切なくて悲しい時もある。

誰かを愛し、愛されるというのはとても素晴らしいことです。

そこで本記事では「恋愛」をテーマにおすすめの恋愛映画【邦画】20選を紹介していきます。

笑えるコメディから切ない恋、片思い、初恋、大人の恋とあらゆる愛のカタチを集めてみました！

※作品情報のレビュー平均点数は映画.com、Yahoo!映画、Filmarksの3つの映画レビューサイトの平均点数を表示しています。

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おすすめの恋愛映画【邦画】20選！

1.『勝手にふるえてろ』(2017)

綿矢りさの同名小説を原作にした映画。恋愛経験なし、処女でもある江藤良香が片思いの相手(脳内彼氏)と自分を好きだといってくれる男(現実彼氏)の間で揺れ動くというラブコメディです。

映画初主演の松岡茉優演じるヨシカが個性的で面白く、ふっきれたような演技が素晴らしい！日本アカデミー賞で主演の松岡茉優が優秀主演女優賞を受賞し、東京国際映画祭でも松岡茉優が東京ジェムストーン賞、さらにコンペティション部門では観客賞を受賞！

ウィキペディアで絶滅した動物を調べるだけでなく、実際にアンモナイトの化石を買ったり、タモリ倶楽部の空耳アワーが好きだったりする個性的なヨシカに注目です。

 

2.『愛がなんだ』(2019)

角田光代による同名小説を原作にした映画。テルコの痛々しいほどの一途な片思いを描いた作品です。田中守(マモちゃん)に出会ったテルコはマモルのことが好きでマモルのためならなんでもやってあげるけれど、マモルはテルコのことが好きじゃないし、2人は恋人でもない。

それなのにテルコはマモルのことを想い続ける。この作品を観ると恋愛の難しさや辛さが痛いほど分かります。男女かかわらず誰かを好きになったことがある人なら共感できるはず。

「幸せになりたいっすね」というセリフが印象的でした。好きな人から好かれるってとても幸せなことなのかもしれません。

 

3.『Love Letter』(1995)

日本アカデミー賞で優秀作品賞を受賞した岩井俊二の映画監督第1作目の作品。婚約者を亡くしてしまった博子が婚約者宛に勘違いをして手紙を送ったことからストーリーが始まる。

実は送った手紙は婚約者と同姓同名の藤井樹という女性で婚約者と同級生だった……。優しく甘酸っぱい初恋と婚約者を亡くし、それでも彼を想う切ない恋が入り混じったラブストーリーです。

音楽や映像、風景が美しく、雪原の冒頭シーンから作品の中に惹きこまれます。日本アカデミー賞以外にも、個人賞を含め様々な映画賞を受賞した珠玉のラブストーリー。

 

4.『ジョゼと虎と魚たち』(2003)

田辺聖子による短編小説を実写化した作品。雀荘でアルバイトをしている大学生の恒夫と足に障害があり乳母車に乗せられたちょっと個性的なジョゼ(久美子)とのピュアで切ない恋を描いたラブストーリーとなっています。

恒夫役、妻夫木聡とジョゼ役、池脇千鶴の本物の恋人みたいなラブシーンやジョゼをおんぶして海岸を歩くシーンが印象的。方言を使い、個性的なジョゼを演じた池脇千鶴の演技がよかったです。

作品としてブルーリボン賞を受賞、妻夫木聡がキネマ旬報最優秀主演男優賞、報知映画賞最優秀主演男優賞などを受賞しました。

 

5.『南瓜とマヨネーズ』(2017)

魚喃キリコによる同名漫画を実写化した作品。ツチダはミュージシャンを夢見る同棲中の恋人せいいちを支えるために内緒でキャバクラで働き始めるが、客の1人の愛人となり、お金をもらうようになる。

それがせいいちにバレて、2人の関係はギクシャク。そんな時にツチダの元彼であるハギオと再会してしまい、ツチダの心は揺れ動く…というストーリー。

タイプの違う今彼と元彼の間で揺れ動くツチダの心情を見事に描きだし、ツチダ役の臼田あさ美が好演しました。ダメンズを好きになってしまう女性のかたは共感できる作品かもしれません。

 

6.『さんかく』(2010)

三角関係をテーマにした作品。同棲して2年が経ち、倦怠期になっているカップル、百瀬と佳代のもとに佳代の妹で中学3年生の桃が学校の夏休みを利用してやってきて……というストーリー。

元AKB48の小野恵令奈が演じる桃が男心をくすぐる小悪魔的な魅力を放っています。そんな桃に百瀬はやられてしまうわけですが……。本作を観ると「恋は盲目だな」とか「男ってバカだな」なんて思ってしまいます。

また、この映画の醍醐味というか、おもしろさはラストにあるので、最後まで見逃さずに。TAMA映画賞最優秀作品賞を受賞しました。

 

7.『ただ、君を愛してる』(2006)

市川拓司の小説『恋愛寫眞 もうひとつの物語』を原作にした映画。好きな人に好きな人がいるという切ない片思いを描いた映画であり、ラストでは感動が押し寄せます。

誰かを純粋に愛するってとても素晴らしいことだなと思わせてくれる素敵な映画で、恋愛から遠ざかっている人や恋愛なんてめんどくさいと思っている人には特におすすめ。この映画のヒロインは宮崎あおいなのですが、とにかく彼女が可愛くて魅力的です。

宮崎あおいが演じたのは静流というちょっと風変わりで個性的な女子大生。ぜひ本作ではキュートな宮崎あおいに注目してください。

 

8.『恋は雨上がりのように』(2018)

小学館漫画賞やコミックナタリー大賞第2位にも選ばれた漫画をジ実写化した作品。アキレス腱のケガをして陸上から離れてしまった女子高生のあきらとさえないけど優しい中年のファミレス店長との恋を描きます。

バイト先の店長に恋心を抱くあきらですが、女子高生と中年という年齢差もあり、中々思うようにいかず……。そんな切ない片思いを描いた作品ではありますが、「再生」というテーマもある作品です。

あきらは一度は諦めた陸上へ、正己は一度は諦めた小説を執筆へ。タイトルにもあるように雨の描写が印象的です。

 

9.『50回目のファースト・キス』(2018)

2004年にアメリカで公開された同名映画を福田雄一監督によってリメイクされた作品。事故により記憶が1日しかもたない記憶障害の女性とハワイのツアーガイドで天文学の研究をしているプレイボーイとの恋を描いた映画です。

前半は福田雄一監督らしい笑える展開が続くコメディになっていますが、後半はストレートな純愛映画へと変貌。1度で2度楽しめる映画になっています。

福田雄一作品ではお馴染みの山田孝之、ムロツヨシ、佐藤二朗らが出演。興味があるかたはアメリカ版もおすすめなのでぜひ観てみてください。設定が少しだけ違っています。

 

10.『世界の中心で、愛をさけぶ』(2004)

片山恭一による同名小説を映画化した作品。『セカチュ―』の略称で浸透し、映画は興行収入85億円を突破して2004年の1位。さらにドラマ化、漫画化、舞台化され、映画のヒットの影響により原作は300万部を超えるベストセラーとなりました。

高校生の朔太郎とアキは恋人になったが、アキが白血病にかかって病魔に蝕まれるという涙を誘う切ない純愛映画となっています(映画では大人になった朔太郎の回想として描かれる)。

また、主題歌に起用された平井堅の『瞳をとじて』も映画の世界観にマッチして大ヒット。ぜひエンディングまでしっかり聞いてみてください。

 

11.『今夜、ロマンス劇場で』(2018)

映画の中のヒロインが現実世界へ飛び出してくるファンタジー・ラブストーリー。映画が大好きで映画監督志望の健司はある日、ロマンス劇場という映画館でモノクロ映画のヒロインでお姫様の美雪と出会う。

モノクロ世界の住人である美雪に健司は現実世界を案内していく。次第に2人は惹かれ合っていくが、美雪には秘密があって……というストーリー。映画の中のヒロインと恋をしていくラブストーリーですが、切なくも心温まる物語になっています。

ヒロイン役を演じた綾瀬はるかの自由奔放な行動やツンツンな言動、おしゃれなファッションにも注目！

 

12.『彼女がその名を知らない鳥たち』(2017)

イヤミスで有名な沼田まほかるの同名小説を原作にした作品。昔の男、黒崎を忘れられない十和子は、15歳年上の陣治と同棲中。陣治を嫌悪しつつ暮らしていた十和子だったが、ある日、水島という男に出会い、関係を持ち始める。

そんな中、十和子は刑事から黒崎が5年前に失踪していることを知らされるが……。本作に出てくる登場人物は全員最低の汚い大人で、キラキラした恋愛とは真逆のドロドロの恋愛です。

しかし、十和子と陣治の関係こそ究極の愛なのでは？と思わせてくれる作品。共感されにくいかもしれませんが、不思議な魅力を放つ作品です。

 

13.『ソラニン』(2010)

浅野いにおによる同名漫画を原作にした作品。社会人2年目の芽衣子と恋人でフリーターの種田成男を軸に、バンド仲間である加藤とビリーたちの青春を描いた映画になっています。

恋人の種田と同棲している芽衣子は、仕事や社会に対して不満がつのり、仕事を辞めてしまう。バンド活動をあきらめかけていた種田は芽衣子の一言で『ソラニン』という曲をつくり、デモCDをレコード会社に送るが……。

ぜひ注目していただきたいのは芽衣子を演じる宮崎あおいのライブパフォーマンスです。ラストのクライマックスで『ソラニン』をエモーショナルに歌い上げる姿が最高！とてもいい曲なのでぜひ聞いてみてください。

 

14.『ぼくは明日、昨日の君とデートする』(2016)

七月隆文によるベストセラー恋愛小説を原作にした作品。タイトルから想像できるように時間が大きなカギとなってくるSF要素が入った恋愛映画になっています。

美大に通う主人公が電車で一目惚れした女の子に声をかけて始まるラブストーリーですが、実はその女の子、福寿愛美には秘密があって……。好きなのにすれ違わなければいけない運命を背負った2人の切ない恋と甘い恋が描かれており、恋人同士で観るにはおすすめ。

美しい映像と音楽、また、京都を舞台にしているので京都の街並みやデートスポットが印象的な映画です。

 

15.『マチネの終わりに』(2019)

毎日新聞とnoteで連載され、2016年に毎日新聞社より発行された平野啓一郎の小説を映画化した作品。強く惹かれ合っていたのに、すれ違いにより別々の人生を歩むことになってしまった2人の男女を描いた切ない大人のラブストーリーとなっています。

東京、ニューヨーク、パリを舞台にした本作は全編を通してクラシック・ギターの音楽が鳴り響く芸術的な魅力があります。また、大人の魅力を発揮している主演の福山雅治と石田ゆり子に注目。

「未来は常に過去を変えている」というテーマ、そして名言にも着目してぜひ観てください。

 

16.『ラストレター』(2020)

岩井俊二監督作品。1995年に公開された岩井俊二監督作『Love Letter』のアンサー映画といわれています。初恋をテーマにしていて、現在と25年前の高校時代の回想を交えながら物語は進んでいきます。

岸辺野裕里は姉の遠野未咲が亡くなったことを伝えるために、未咲の同窓会に参加する。その同窓会には初恋の人だった乙坂鏡史郎がおり、あることがきっかけで彼と手紙のやりとりをするように。

タイトルにもあるようにストーリーの中心となるのは手紙。今の時代に逆行したような感じですが、映画の中では新鮮に映ります。映像と音楽が美しく、じんわりと余韻が残る映画です。

 

17.『モテキ』(2011)

久保ミツロウの同名漫画が深夜枠でドラマ化され、それを映画化した作品。ドラマでは派遣社員で30歳のモテない草食系男子がある日突然、女子から連絡がはいりまくり、モテ期に突入していくというストーリーです。

映画ではドラマの1年後を描き、31歳になった主人公、幸世が再びモテ期に突入していくというストーリーになっています。ミュージカルシーンや幸世を翻弄する長澤まさみ、麻生久美子、仲里依紗、真木よう子の美女にも注目。

ドラマも漫画もおもしろい(映画より)ので、おすすめです！ドラマでも映画でも数々の賞を受賞しました。

 

18.『箱入り息子の恋』(2013)

星野源の映画初主演作品。35歳独身、童貞、恋愛経験ナシ、超真面目公務員の男が代理人見合いによって出会った目の不自由な女性と恋するラブストーリーとなっています。

市役所に勤める健太郎は両親の代理人見合いで出会った目の不自由な美女、奈穂子との見合いをセッティングされ、彼女に初めての恋をするが……。

13年間無遅刻無欠席、趣味は貯金、酒もタバコもやらない、そんな真面目な健太郎の不器用ながらもまっすぐで優しい恋がコミカルに描かれていて、思わず応援したくなってしまいます。真面目で不器用な感じが星野源にマッチしているので注目。

 

19.『ナラタージュ』(2017)

「この恋愛小説がすごい！2006年版」第1位、「本の雑誌が選ぶ上半期ベスト10」第1位を獲った島本理生の同名小説を原作にした映画。高校教師と元教え子の禁断の恋を描いていきます。

泉は高校時代に想いを寄せていた高校教師の葉山に卒業後に再会し、胸の奥にしまっていた激しい恋を再び募らせていくが……というストーリー。この映画を観ると恋愛の難しさを痛感します。

好きな人には振り向いてもらえず、かといって好きでもないのに好きになろうとするのも辛いし、相手に申し訳ない。両想いになれるって奇跡的なことだし、素敵なことだなと。有村架純の大人の演技にも注目です。

 

20.『百瀬、こっちを向いて。』(2014)

原作は2008年に発行された中田永一の短編小説『百瀬、こっちを向いて。』であり、女性の圧倒的な支持を得てベストセラーとなりました。

尊敬する先輩に頼まれ、先輩の二股疑惑を解消させるために嘘の恋人(彼氏)を演じていくという青春恋愛ストーリー。高校生の初々しく甘酸っぱい恋が描けており、映像が奇麗であったし、ピアノの音楽が切ない感情をうまく表現していました。

しかし、映像や映画全体の雰囲気はよかったのですが、演技経験の少ない新人俳優たちが中心となっているだけあって、出演者の演技がイマイチであり、そこが残念な点ではあります。

 

おすすめの恋愛映画【邦画】20選のまとめ

 

おすすめの恋愛映画【邦画】20選を紹介しました。

気になった作品や観ていなかった作品はありましたか。

割と最近の作品からチョイスしてきましたが、どれも素敵な作品ばかりです。

様々な恋愛のカタチを集めてきたので、いろんな愛にふれてみてください！