映画をみていると、ときに考えさせられる作品に出会うことがあります。
人生、生き方、差別、家族、社会問題などなど。
そういった映画はヒューマンドラマ映画に多いのではないかと思います。
そこで本記事では「考えさせられるドラマ映画」15選を紹介していきます。
ぜひ本記事を参考に人生にかかわる大切なことを考えてみてください!
目次
考えさせられるドラマ映画15選!
『イントゥ・ザ・ワイルド』
本作の名言が人生を変えた
裕福な家庭に育ったクリスはその恵まれた環境を捨て、アラスカを目指し旅にでる映画。アラスカまでの道中、クリスはいろいろな人に出会い、今まで知らなかった世界に出会います。クリスの生き方はもちろん、私はクリスのセリフに感化されました。そのセリフというのが「今こそ思い切って生き方を変えてみなきゃ!新しい経験をして人の心って豊かになるんでしょ!」。この映画をみて私は思い切って海外一人旅にでました。人生や生き方について考えさせられる映画です。
【『イントゥ・ザ・ワイルド』の作品情報】
公開年 | 2007年 |
上映時間 | 148分 |
レビュー平均点数 | (3.9) |
考えさせられること | 人生・生き方 |
監督 | ショーン・ペン |
脚本 | ショーン・ペン |
出演者 | エミール・ハーシュ、クリステン・スチュワート、マーシャ・ゲイ・ハーデン、ウィリアム・ハート、ジェナ・マローン、ハル・ホルブルック |
『LIFE!』
冒険やチャレンジをしたくなる映画
雑誌の『LIFE』写真管理部で働くウォルターが25番目のフィルムを手に入れるため冒険に出る映画。地味で暗い職場で働くさえない男が人生を変えていく姿に勇気をもらえます。本作も『イントゥ・ザ・ワイルド』と同じように名言に感化されました。「世界を見よう 危険でも立ち向かおう 壁の裏側をのぞこう もっと近づこう お互いを知ろう そして感じよう それが人生の目的だから」。大自然を味わえる壮大な映像にも注目。人生について考えさせられます。
【『LIFE!』の作品情報】
公開年 | 2013年 |
上映時間 | 115分 |
レビュー平均点数 | (3.8) |
考えさせられること | 人生・生き方 |
監督 | ベン・スティラー |
脚本 | スティーヴ・コンラッド |
出演者 | ベン・スティラー、クリステン・ウィグ、シャーリー・マクレーン、アダム・スコット、ショーン・ペン |
『ショーシャンクの空に』
希望について考えさせられる名作映画
無実の罪で劣悪なショーシャンク刑務所に収容されたしまったアンディは希望を捨てずに生きていく。もう紹介するまでもないくらい超名作ですね。でも紹介させてください笑。人生っていつもいいことばかりではないですよね。ときには先が見えない長いトンネルを歩いているような時期もあります。そんなときでもくさらず前を向いて生きていける希望をもらえます。希望をもてずにいる人が観ると人生変わります。
【『ショーシャンクの空に』の作品情報】
公開年 | 1994年 |
上映時間 | 143分 |
レビュー平均点数 | (4.4) |
考えさせられること | 希望 |
監督 | フランク・ダラボン |
脚本 | フランク・ダラボン |
出演者 | ティム・ロビンス、モーガン・フリーマン、ボブ・ガントン、ウィリアム・サドラー、クランシー・ブラウン、ギル・ベローズ |
『最高の人生の見つけ方』
「死」と「人生」を見つめる映画
共に余命宣告された自動車修理工と富豪が、最後にやり残したことを叶えていく映画。病室で出会った自動車修理工のカーターと病院を運営する大金持ちのエドワードは「棺桶リスト」を作成し、それを叶える旅に出ます。「死」を考えるきっかけにもなりますし、「人生で一番大切なものは何か」と考えさせられます。自分の人生を見つめなおしたい時にぜひ観ておきたいハートウォーミングな作品。
【『最高の人生の見つけ方』の作品情報】
公開年 | 2007年 |
上映時間 | 97分 |
レビュー平均点数 | (3.8) |
考えさせられること | 死・人生 |
監督 | ロブ・ライナー |
脚本 | ジャスティン・ザッカム |
出演者 | ジャック・ニコルソン、モーガン・フリーマン、ショーン・ヘイズ、ビヴァリー・トッド |
『5パーセントの奇跡 ~嘘から始まる素敵な人生~』
本当にあった奇跡の実話を映画化!
目の病気で95%の視力を失った青年が5つ星ホテルで働く夢を叶えるために奮闘するドイツの映画。先天性の網膜剥離になってしまったサリーでしたが、目が見えないことを隠し、一流ホテルで研修生として働きます。ドラマと笑いが絶妙なバランスで描かれていてさわやかな感動と勇気がもらえます。できない言い訳ばかりを探したり、夢があるなら簡単にあきらめちゃいけないと教えてもらいました。「夢」について考えさせられます。
【『5パーセントの奇跡 ~嘘から始まる素敵な人生~』の作品情報】
公開年 | 2017年 |
上映時間 | 111分 |
レビュー平均点数 | (3.8) |
考えさせられること | 夢 |
監督 | マルク・ローテムント |
脚本 | オリヴァー・ツィーゲンバルク |
出演者 | コスティア・ウルマン、ヤコブ・マッチェンツ、アンナ・マリア・ミューエ、ヨハン・フォン・ビューロー、アレクサンダー・ヘルト、ミヒャエル・A・グリム |
『セッション』
狂気のレッスンの先に見えたもの
名門シェイファー音楽院にかようアンドリュー・ニーマンはテレンス・フレッチャーと出会い、狂気のレッスンを受けることになる。物議をかもしだすようなイキすぎた指導をするフレッチャー。その狂気のレッスンに負けじと努力を重ねるニーマンを見ていると、「努力した」という言葉を口にするのが恥ずかしくなります。成長するために必要なものはなにかと考えさせられました。
【『セッション』の作品情報】
公開年 | 2014年 |
上映時間 | 106分 |
レビュー平均点数 | (4.0) |
考えさせられること | 努力・成長・師弟 |
監督 | デイミアン・チャゼル |
脚本 | デイミアン・チャゼル |
出演者 | マイルズ・テラー、J・K・シモンズ、ポール・ライザー、メリッサ・ブノワ、オースティン・ストウェル、ネイト・ラング |
『イエスマン “YES”は人生のパスワード』
人生がポジティブに変わる!
銀行員として働くカールは3年前に離婚してから、なにもかも「NO」と断り、ふさぎ込んだ生活を送っていた。しかし、とあるセミナーに参加した彼は、あらゆることに「YES」と答えるようになっていく。ジム・キャリー節が炸裂したコメディ映画。かといってただのコメディではなく、人生をきりひらいていくヒントが隠されています。ふさぎこんだ生活から脱出したいと思ったら、「YES!」と答えてみましょう!
【『イエスマン “YES”は人生のパスワード』の作品情報】
公開年 | 2008年 |
上映時間 | 104分 |
レビュー平均点数 | (3.8) |
考えさせられること | 人生・成功 |
監督 | ペイトン・リード |
脚本 | ニコラス・ストーラー/ジャレッド・ポール/アンドリュー・モーゲル |
出演者 | ジム・キャリー、ズーイー・デシャネル、リス・ダービー、ブラッドリー・クーパー、ジョン・マイケル・ヒギンズ、テレンス・スタンプ |
『死ぬまでにしたい10のこと』
「死」と「残された人生」について考えさせらえる
夫と幼い娘2人とトレーラーで暮らすアンはある日、体調が悪くなり病院で検査すると、23歳の若さで余命宣告を受けてしまう。余命宣告を受けてしまったアンは「死ぬまでにしたい10のこと」というリストをつくり、それを実行していきます。「死」を考えたり、「死ねまでにしたいことってなんだろう?」と考えさせられます。人間はいつ死ぬか分かりません。映画を観たあと、アンと同じように「死ぬまでにしたい10のリスト」をつくってみてはどうでしょうか。
【『死ぬまでにしたい10のこと』の作品情報】
公開年 | 2003年 |
上映時間 | 106分 |
レビュー平均点数 | (3.2) |
考えさせられること | 死・やりたいこと |
監督 | イザベル・コイシェ |
脚本 | イザベル・コイシェ |
出演者 | サラ・ポーリー、スコット・スピードマン、マーク・ラファロ、ジェシカ・アムリー、ケンヤ・ジョー・ケネディ |
『ワンダー 君は太陽』
興行収入320憶円超えの大ヒットを記録
遺伝子が原因で人とは違った顔をもって生まれてきたオギー。5年生で学校に入学したオギーはその特徴的な顔が原因でいじめられますが、やがてまわりの人々は彼の魅力に気づいていきます。本作は涙腺崩壊なみの感動映画であると同時に、いじめ、友情、家族の在り方、そして人間の魅力とはなにかについて考えさせられる映画でもあります。オギーのようにまわりの人に感謝し、強く生きていけるようになりたいですね。
【『ワンダー 君は太陽』の作品情報】
公開年 | 2017年 |
上映時間 | 113分 |
レビュー平均点数 | (4.2) |
考えさせられること | いじめ・差別・家族・友情 |
監督 | スティーブン・チョボスキー |
脚本 | ジャック・ソーン/スティーヴン・コンラッド/スティーブン・チョボスキー |
出演者 | ジェイコブ・トレンブレイ、ジュリア・ロバーツ、オーウェン・ウィルソン、イザベラ・ヴィドヴィッチ、ノア・ジュープ、マンディ・パティンキン |
『グリーンブック』
正反対な男2人のロードムービー
黒人ピアニストであるシャーリーのボディガード兼運転手をつとめることになったトニー。2人はアメリカ南部でのコンサートツアーに向けて出発する。本作の舞台は黒人差別が強かった1960年代。黒人差別、人種差別について考えさせられます。ただ、重い映画ではなく、性格も境遇もまったく違う2人が徐々に友情をめばえさせていく過程がユーモアを交えながらえがかれているので、コメディ映画としても楽しめます。アカデミー賞では3部門を受賞。
【『グリーンブック』の作品情報】
公開年 | 2018年 |
上映時間 | 130分 |
レビュー平均点数 | (4.2) |
考えさせられること | 人種差別 |
監督 | ピーター・ファレリー |
脚本 | ニック・ヴァレロンガ/ブライアン・ヘインズ・カリー/ピーター・ファレリー |
出演者 | ヴィゴ・モーテンセン、マハーシャラ・アリ、リンダ・カーデリーニ、ディメター・マリノフ、マイク・ハットン、フランク・ヴァレロンガ |
『プラダを着た悪魔』
女子必見のお仕事映画
ジャーナリスト志望のアンドレア・サックスが悪魔のような鬼編集長のもとで奮闘するコメディ・ドラマ映画。有名ファッション雑誌『ランウェイ』の編集部にアシスタントとして入ったアンドレアは、無理難題を押し付けてくるカリスマ編集長、ミランダ・プリーストリーのもとで成長していく姿を描きます。奮闘するアンドレアをみると仕事や幸せについて考えさせられます。ファッション業界を舞台にしているだけあって、オシャレなファッションも見どころ。
【『プラダを着た悪魔』の作品情報】
公開年 | 2006年 |
上映時間 | 110分 |
レビュー平均点数 | (4.0) |
考えさせられること | 仕事・幸せ |
監督 | デヴィッド・フランケル |
脚本 | アライン・ブロッシュ・マッケンナ |
出演者 | アン・ハサウェイ、メリル・ストリープ、エミリー・ブラント、スタンリー・トゥッチ、エイドリアン・グレニアー、サイモン・ベイカー |
『戦場のピアニスト』
カンヌ国際映画祭パルムドール受賞作
第二次世界大戦のホロコーストをえがいた作品。ポーランド人のウワディスワフ・シュピルマンはピアニストとして活躍していたが、ナチスドイツのポーランド侵攻により、ユダヤ人迫害にあってしまう。本作はシュピルマンの実体験をもとにして制作された映画です。本作をみると戦争、平和そして人間の尊さについて考えさせられます。あまりの残酷さに胸が痛いですが、ドイツ将校の優しさに救われもしました。アカデミー賞では3部門を受賞した名作です。
【『戦場のピアニスト』の作品情報】
公開年 | 2002年 |
上映時間 | 150分 |
レビュー平均点数 | (4.0) |
考えさせられること | 戦争・ホロコースト |
監督 | ロマン・ポランスキー |
脚本 | ロナルド・ハーウッド/ロマン・ポランスキー |
出演者 | エイドリアン・ブロディ、エミリア・フォックス、ミハウ・ジェブロフスキー、エド・ストッパード、フランク・フィンレー、モーリン・リップマン |
『東京難民』
日本社会の闇をえがく
大学生の修は、父親の失踪で学費が払えず大学を除籍、そして生活費が底をつきアパートも追われてしまう。ネットカフェ難民になった彼は日払いのバイトでなんとか生きていくが……。一度堕ちたら這い上がれない日本社会の闇と現代社会の貧困について考えさせられます。この映画の恐ろしいところは誰もが陥る可能性、リアリティがあること。「もし自分だったらどうなるだろう?」と考えながら観てみてください。
【『東京難民』の作品情報】
公開年 | 2014年 |
上映時間 | 130分 |
レビュー平均点数 | (3.5) |
考えさせられること | 日本社会の闇 |
監督 | 佐々部清 |
脚本 | 青島武 |
出演者 | 中村蒼、大塚千弘、青柳翔、山本美月、中尾明慶、金子ノブアキ |
『そして父になる』
カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞
エリート会社員である野々宮良多は、家族3人幸せな日々をおくっていたが、ある日息子が生まれた病院から連絡をうける。その結果、6年前乳児の取り違いにより、自分の子どもだと思って育てた子は他人の子どもであったことを知らされる。「生みの親か、育ての親か」と考えさせられます。血がつながっていなくても親子といえるのか、自分だったら本当の子でもでないと分かっても育てられるのか。親子の絆に注目です。
【『そして父になる』の作品情報】
公開年 | 2013年 |
上映時間 | 120分 |
レビュー平均点数 | (3.6) |
考えさせられること | 家族・親子 |
監督 | 是枝裕和 |
脚本 | 是枝裕和 |
出演者 | 福山雅治、尾野真千子、真木よう子、リリー・フランキー |
『万引き家族』
犯罪でつながった偽りの家族をえがく
東京の下町である5人家族が住んでいた。彼らは初枝の年金と治と信代の給料、そして万引きで生活する貧しい家庭であったが笑いのある温かい家族だった。ある日、団地の廊下でふるえている幼い少女を見つけた治と祥太は家に連れて帰り、育て始める。血がつながっているだけで家族といえるのか、家族にはいろんなカタチがあっていいのでは、と考えさせられます。また、ネグレクト、貧困などの社会問題、善と悪についても考えさせられました。カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞しています。
【『万引き家族』の作品情報】
公開年 | 2018年 |
上映時間 | 120分 |
レビュー平均点数 | (3.8) |
考えさせられること | 家族・社会問題・善悪 |
監督 | 是枝裕和 |
脚本 | 是枝裕和 |
出演者 | リリー・フランキー、安藤サクラ、松岡茉優、城桧吏、佐々木みゆ、樹木希林 |
考えさせられるドラマ映画15選のまとめ
考えさせられるドラマ映画15選を紹介してきました。
紹介した映画はなるべくいろんなことが考えられるようにジャンルをばらけさせてみました。
きっと人生で大切なことが学べるはずです。
ヒューマンドラマ映画は考えさせられるだけでなく、人生に大きな影響もあたえてくれます。
ぜひいろいろなドラマ映画を観てみてください!