「最近なんだか心が荒んでいるなー」と思っていませんか。
寝るのもいいですが、それだけじゃ味気ないですよね。
そんなときは「癒される映画」を観てみましょう。
本記事では心がほっこり和む癒し系映画を15選紹介していきます。
ゆったりしながら映画を観て疲れた心を癒してみてください!
目次
癒される映画15選
『かもめ食堂』
フィンランドを舞台にしたほのぼのムービー
フィンランドの首都ヘルシンキにある「かもめ食堂」を中心に、人々の交流を描いたドラマ映画。フィンランドのゆったりした空気感やサチエ、ミドリ、マサコのほのぼのしつつ、クスッとくるやりとりに癒されます。また、本作は食堂を舞台にしているので、料理も見どころポイント。料理をてがけたのは、人気フードスタイリストの飯島奈美さんです。ストーリー性はありませんが、まったりできるのでおすすめ。
【『かもめ食堂』の情報】
公開年 | 2005年 |
上映時間 | 102分 |
レビュー点数(Filmarks) | 3.6 |
癒されポイント | フィンランドの空気感・ほのぼのした交流 |
監督 | 荻上直子 |
脚本 | 荻上直子 |
出演者 | 小林聡美、片桐はいり、もたいまさこ、ヤルッコ・ニエミ |
『めがね』
『かもめ食堂』のスタッフとキャストがおくる「たそがれ映画」
『かもめ食堂』のスタッフとキャストによる作品。とある島の宿「ハマダ」に泊まりにきたタエコを中心にしたドラマ映画です。しゃべってるかご飯食べてるかの映画なのですが、島の風景(海)やゆったりした音楽、独特な空気感に癒される映画です。本作を観ていると、忙しい今の生活を捨てて、のんびり島で暮らしたいなと思っちゃいます。もたいまさこ演じるサクラさんのキャラがいいですね。ぜひ本作を観てたそがれましょう。
【『めがね』の情報】
公開年 | 2007年 |
上映時間 | 106分 |
レビュー点数(Filmarks) | 3.8 |
癒されポイント | 島の風景・音楽 |
監督 | 荻上直子 |
脚本 | 荻上直子 |
出演者 | 小林聡美、市川実日子、もたいまさこ、光石研、加瀬亮 |
『ホノカアボーイ』
ハワイを舞台にしたスローライフ映画
ハワイにある小さな町ホノカアを舞台にした映画で、映画館で働くことになった青年とホノカアに住む人々の日常を描いたヒューマンドラマ。ハワイのゆったりした空気感が心地よい映画になっています。ハワイの海や草原が美しいだけでなく、ホノカアに住む人々のスローライフに癒されます。なにかが起きるわけではないのですが、平和でほのぼのした日常が魅力的。とてもやさしい映画です。本作を観ていると、ハワイでのんびり過ごしたくなりますよ。
【『ホノカアボーイ』の情報】
公開年 | 2009年 |
上映時間 | 111分 |
レビュー点数(Filmarks) | 3.7 |
癒されポイント | ハワイの風景・スローライフ |
監督 | 真田敦 |
脚本 | 高崎卓馬 |
出演者 | 岡田将生、倍賞千恵子、松坂慶子、長谷川潤、吉田玲雄、蒼井優 |
『トイレット』
家族の成長と絆を描いたほっこりドラマ
癒される映画に荻上直子監督は欠かせませんね。『トイレット』も荻上直子監督作品です。「ばーちゃん」と暮らすようになった3人兄弟が成長し、家族のつながりを取り戻していくヒューマンドラマ。邦画なのですが、全編英語であり、日本語は出てきません。出演者はカナダ人俳優で日本人は「ばーちゃん」を演じたもたいまさこだけ。しかも彼女はセリフがほぼありません。落ち着いた空気感とパンクロック、クラシックピアノが印象的でした。
【『トイレット』の情報】
公開年 | 2010年 |
上映時間 | 109分 |
レビュー点数(Filmarks) | 3.6 |
癒されポイント | 家族のつながり |
監督 | 荻上直子 |
脚本 | 荻上直子 |
出演者 | アレックス・ハウス、デイヴィッド・レンドル、タチアナ・マズラニー、もたいまさこ |
『南極料理人』
南極観測隊員たちの日常をユーモラスに描く
南極観測隊員たちの日常を描いたコメディドラマ。特になにかが起きるってわけではないのですが、測隊員たちのほっこりする日常に癒されます。登場人物はほぼおっさんしかいません。しかし、そんなおっさんたちが子どものようにはしゃいだり、ケンカしたりするシーンがクスッと笑えます。また、本作は料理も見どころポイント。ラーメンやステーキをおいしそうに食べるシーンがいいですね。沖田修一監督は新藤兼人賞金賞、藤本賞新人賞を受賞しました。
【『南極料理人』の情報】
公開年 | 2009年 |
上映時間 | 125分 |
レビュー点数(Filmarks) | 3.8 |
癒されポイント | 南極観測隊員たちの日常 |
監督 | 沖田修一 |
脚本 | 沖田修一 |
出演者 | 堺雅人、生瀬勝久、きたろう、高良健吾、豊原功補、古舘寛治、黒田大輔、小浜正寛、西田尚美 |
『間宮兄弟』
豪華女優陣にも注目!
30代になっても仲の良い間宮兄弟とその周囲の人々の日常を描いたコメディドラマ。間宮兄弟を演じたのは佐々木蔵之介とドランクドラゴンの塚地武雅。間宮兄弟の仲の良さがほのぼのした空気感になっています。一緒に寝たり、一緒に映画を観たり、一緒に銭湯に行ったり。「こんな仲いい30代のおっさん兄弟はいないだろ」と思いつつも、人がいい間宮兄弟の人柄に引きつけられます。ほのぼの癒され、ちょっぴり切なくもある『間宮兄弟』。兄弟っていいですね。
【『間宮兄弟』の情報】
公開年 | 2006年 |
上映時間 | 119分 |
レビュー点数(Filmarks) | 3.3 |
癒されポイント | 間宮兄弟 |
監督 | 森田芳光 |
脚本 | 森田芳光 |
出演者 | 佐々木蔵之介、塚地武雅(ドランクドラゴン)、常盤貴子、沢尻エリカ、北川景子、佐藤隆太、髙嶋政宏、戸田菜穂、中島みゆき |
『WOOD JOB!(ウッジョブ) 神去なあなあ日常』
林業をテーマにしたコメディドラマ
山奥で暮らし、林業を仕事にする人々を描いたコメディドラマ。監督は『ウォーターボーイズ』などコメディ映画で有名な矢口史靖監督です。林業の研修生としてやってきた平野勇気をとおし、知られざる林業の仕事や山奥での暮らしを体験できます。コメディを多く撮る矢口史靖監督なだけあって笑いあり、感動ありの作品になっています。普段、都会のなかで暮らしている人は山の風景や田舎の暮らしに癒されるはず。
【『WOOD JOB!』の情報】
公開年 | 2014年 |
上映時間 | 116分 |
レビュー点数(Filmarks) | 3.8 |
癒されポイント | 山と田舎の風景・人間ドラマ |
監督 | 矢口史靖 |
脚本 | 矢口史靖 |
出演者 | 染谷将太、長澤まさみ、伊藤英明、優香、光石研、西田尚美、近藤芳正、田中要次、柄本明、マキタスポーツ |
『くちびるに歌を』
五島列島と楽曲が美しい青春映画
長崎県の五島列島を舞台にした青春ドラマ。中学の合唱部と臨時教師とやってきた先生との絆を描いた作品でもあります。中学生の悩みや葛藤だけでなく、新垣結衣演じる柏木ユリの苦悩を描きながら、ともに成長していく彼らを観ていると感動します。本作の見どころは五島列島の美しさ。そして、中学生の合唱部が歌う楽曲です。主題歌はアンジェラ・アキの「手紙 〜拝啓 十五の君へ〜」。とても素敵な曲なので聴いているだけで癒されますね。
【『くちびるに歌を』の情報】
公開年 | 2015年 |
上映時間 | 132分 |
レビュー点数(Filmarks) | 3.8 |
癒されポイント | 五島列島の景色・楽曲 |
監督 | 三木孝浩 |
脚本 | 持地佑季子、登米裕一 |
出演者 | 新垣結衣、木村文乃、桐谷健太、恒松祐里、下田翔大、葵わかな、佐野勇斗、渡辺大知、木村多江 |
『横道世之介』
ブルーリボン賞作品賞、TAMA映画賞最優秀作品賞受賞作!
長崎から上京してきた18歳の大学生、横道世之介と彼と出会った人々描いた青春ドラマ。過去と現在を描きながら横道世之介の人柄にしみじみと癒される映画になっています。高良健吾演じる横道世之介が本当にいいやつで、友達に1人くらいほしいなーなんて思っちゃいます。本作の主題歌である ASIAN KUNG-FU GENERATIONの「今を生きて」も映画にピッタリでいい曲!原作小説もおもしろいのでぜひ読んでみてください。
【『横道世之介』の情報】
公開年 | 2013年 |
上映時間 | 160分 |
レビュー点数(Filmarks) | 3.9 |
癒されポイント | 横道世之介の人柄 |
監督 | 沖田修一 |
脚本 | 沖田修一、前田司郎 |
出演者 | 高良健吾、吉高由里子、池松壮亮、伊藤歩、綾野剛、朝倉あき、黒川芽以、柄本佑、大水洋介(ラバーガール)、江口のりこ |
『キツツキと雨』
東京国際映画祭で審査員特別賞を受賞!
青年の映画監督と林業で働くおっさんとのほのぼのした交流を描いたヒューマンコメディ。とある山村にゾンビ映画の撮影クルーがやってきて、林業で働くおっさんが撮影に協力するというお話です。青年の映画監督役を小栗旬、林業で働くおっさんを役所広司が演じました。監督は『南極料理人』の沖田修一。ストーリー性のある作品ではありませんが、ゆったりほのぼのした空気感と青年とおっさんのやりとりに癒されます。東京国際映画祭とドバイ国際映画祭で映画賞を受賞。
【『キツツキと雨』の情報】
公開年 | 2012年 |
上映時間 | 129分 |
レビュー点数(Filmarks) | 3.7 |
癒されポイント | 青年とおじさんの交流 |
監督 | 沖田修一 |
脚本 | 沖田修一、守屋文雄 |
出演者 | 役所広司、小栗旬、高良健吾、臼田あさ美、古舘寛治、黒田大輔 |
『しあわせのパン』
自然にかこまれたパンカフェのほっこりする物語
北海道の田舎町でパンカフェを営む夫婦とそこを訪れるお客さんとのふれあいを描いたヒューマンドラマ。水縞夫妻とお客さんの温かいやりとりを観ているとほっこり心があったまってきます。裏テーマとして「夫婦」があるんじゃないかと思いました。「愛」「夫婦」「幸せ」とは何なのか。本作は料理がおいしそうですし、ロケーションも素敵で北海道の大自然がとにかくキレイ。自然にかこまれたところでゆったり住んでみたいなーという気持ちになります。
【『しあわせのパン』の情報】
公開年 | 2012年 |
上映時間 | 114分 |
レビュー点数(Filmarks) | 3.6 |
癒されポイント | のどかな風景・ゆったりした空気 |
監督 | 三島有紀子 |
脚本 | 三島有紀子 |
出演者 | 原田知世、大泉洋、平岡祐太、森カンナ、八木優希、光石研、渡辺美佐子、中村嘉葎雄、本多力、池谷のぶえ、中村靖日 |
『阪急電車 片道15分の奇跡』
阪急電車で交差するそれぞれの人生
誰にも言えないやりきれない思いや悩みを抱えた人々をクローズアップしたヒューマンドラマ。片道15分の阪急電車の往路と復路のなかで起こる群青劇となっています。浮気されたあげくに婚約破棄になったOL、彼氏のDVに悩む女性、マイナーな趣味をもち浮いてしまっている大学生などの人生が電車のなかで交差していきます。悩んだり苦しんでいるのは自分だけじゃないんだなと思わせてくれる映画。「悪くないよね。この世界も」というセリフが心に残りました。映画を観たあとはほっこりした気持ちになれます。
【『阪急電車』の情報】
公開年 | 2011年 |
上映時間 | 120分 |
レビュー点数(Filmarks) | 3.6 |
癒されポイント | 優しい群像劇 |
監督 | 三宅喜重 |
脚本 | 岡田惠和 |
出演者 | 中谷美紀、戸田恵梨香、宮本信子、南果歩、谷村美月、有村架純、芦田愛菜、勝地涼、玉山鉄二 |
『僕のワンダフル・ライフ』
49週全米ベストセラー・ランキング入りした小説が原作
犬として何度も生まれ変わりながら、いろんな飼い主と過ごしていくファンタジードラマ。主人公は犬で心の声が聞こえる形となっています。犬好きなら絶対に感動できる映画になっていますし、カワイイワンちゃんに癒されるはず。ゴールデン・レトリバー、ジャーマンシェパード、コーギーなどが登場。犬が好きでなくても、ぜひ観ていただいて犬の魅力を知ってもらえればと思います。続編となる『僕のワンダフル・ジャーニー』もあるので観てみましょう。
【『僕のワンダフル・ライフ』の情報】
公開年 | 2017年 |
上映時間 | 98分 |
レビュー点数(Filmarks) | 4.0 |
癒されポイント | 犬と飼い主の交流 |
監督 | ラッセ・ハルストレム |
脚本 | W・ブルース・キャメロン、キャスリン・ミション |
出演者 | ジョシュ・ギャッド(声)、デニス・クエイド、K・J・アパ、ペギー・リプトン、ブリット・ロバートソン、ジョン・オーティス、カービー・ハウエル=バプティスト |
『ミッドナイト・イン・パリ』
アカデミー賞脚本賞受賞作品
婚約者とパリに観光に来た男が、真夜中になると1920年代にタイムスリップするラブコメ映画。パリの街並みがオシャレで観光気分になれますし、音楽もオシャレ。監督・脚本がウディ・アレンなだけあって、ユーモアたっぷり、軽快なラブコメになってます。本作ではコール・ポーター、ヘミングウェイ、ピカソ、ダリといった各界の超有名人が登場するので、文化人に知識があるとより楽しめる映画になっているのも特徴。興味があったらぜひ調べてみてください。
【『ミッドナイト・イン・パリ』の情報】
公開年 | 2011年 |
上映時間 | 94分 |
レビュー点数(Filmarks) | 3.8 |
癒されポイント | パリの街並み・音楽 |
監督 | ウディ・アレン |
脚本 | ウディ・アレン |
出演者 | オーウェン・ウィルソン、レイチェル・マクアダムス、マリオン・コティヤール、マイケル・シーン、ニーナ・アリアンダ、レア・セドゥ |
『リトル・ミス・サンシャイン』
アカデミー賞脚本賞と助演男優賞を受賞!
美少女コンテスト、リトル・ミス・サンシャインに出場するため、ボロいマイクロバスに乗ってフーヴァー一家がカリフォルニアを目指すコメディドラマであり、ロードムービー。このフーヴァー一家がかなりの変わり者ぞろい。クスリをやっちゃうおじいちゃん、失恋し自殺未遂をしたゲイのフランク、ニーチェを崇拝し言葉を発しないドウェーンなどなど。そんな風変わりな家族が起こすドタバタ劇が魅力です。本作を観ると「家族っていいな」とほっこり。家族で観るのもおすすめです。
【『リトル・ミス・サンシャイン』の情報】
公開年 | 2006年 |
上映時間 | 100分 |
レビュー点数(Filmarks) | 3.8 |
癒されポイント | 家族のよさ |
監督 | ジョナサン・デイトン、ヴァレリー・ファリス |
脚本 | マイケル・アーント |
出演者 | グレッグ・キニア、スティーヴ・カレル、トニ・コレット、ポール・ダノ、アビゲイル・ブレスリン、アラン・アーキン |
癒される映画のまとめ
邦画を中心にほっこり癒される映画を紹介してきました。
癒し系の映画はあまりストーリー性がなく、ゆったりした空気感を楽しむ映画です。
なので人によってはつまらないと感じてしまう人もいるかもしれません。
しかし、たまには心を落ち着ける映画もいいのではないでしょうか。
慌ただしい日々を送っている人にはぜひ紹介した映画を観ていただいて、ほっこり心を癒してもらいたいと思います。