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おすすめの青春小説35選!最高の青春を感じよう

青春。大人でも子供でもない多感な時期。恋に部活に勉強に大忙し。

もしかしたら青春時代が一番楽しかったーなんて人も結構いるのではないでしょうか。

そこでこの記事では「青春」をテーマにおすすめの青春小説を35冊紹介していきます!

青春真っただ中の人も青春が懐かしい人も青春小説を読みましょう!

青春小説は自信や勇気を与え、私たちの心をいつでもウキウキさせてくれます。

目次




おすすめの青春小説35選!

1.『聖の青春』(大崎善生)

将棋に青春を懸けた村山聖のノンフィクション小説

重い腎臓病を患いながらも将棋を指し、29歳で逝去した天才棋士・村山聖を題材にしたノンフィクション小説。とにかくおもしろい!なにがおもしろいかって村山聖の人生。病を患いながらも命がけで将棋を指し続ける姿は感動しますし、なにより「変わり者」の村山聖がおもしろい。人生は長さではなく、どれだけ懸命に生きるか誰かの記憶に残せるかを教えてくれます。新潮学芸賞、将棋ペンクラブ大賞、広島本大賞を受賞した大崎善生の記念すべきデビュー作。

こんな方におすすめ

  • 将棋が好きな人
  • 骨太な人間ドラマが読みたい人

 

2.『小さな恋のうた』(平田研也)

映画『小さな恋のうた』の小説版

MONGOL800の名曲からインスパイアされて誕生した映画『小さな恋のうた』の小説版。映画の世界観をそのままに爽やかで感動的なバンド系の青春小説になっています。小説版では小説ならではの心情的な部分が描写されており、特にアメリカ人少女リサの描写が多い印象。また、映画では見られなかったシーンも追加されています。映画と小説、2つ楽しむのがおすすめ!

こんな方におすすめ

  • 映画『小さな恋のうた』を観た人
  • 音楽小説が好きな人

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3.『竜馬がゆく』(司馬遼太郎)

坂本龍馬を描いた司馬遼太郎の大傑作!

幕末志士である坂本龍馬を描いた時代小説。全八巻という超大作ですが、そんなの気にならないくらい一気に読んでしまいます。とにかくおもしろい。龍馬の活躍もそうですが、いろんな幕末志士がでてきて目がはなせません。次はどうなるんだ?次はどうなるんだ?の繰り返し。時代小説は苦手だという人にもぜひ読んでもらいたい司馬遼太郎の大傑作。読み終えたあとは幕末ファンになることでしょう。幕末志士の懸命に生きた青春がここにあります。

こんな方におすすめ

  • 歴史が好きな人
  • 坂本龍馬に興味がある人

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4.『四畳半神話体系』(森見登美彦)

笑える青春小説!

ヘタレ大学生を主人公にした青春小説。とにかく笑えます。小説を読んで笑ったのは『四畳半神話大系』が初めてでした。なにが笑えるかって主人公のヘタレっぷりがおもしろい!また、森見登美彦の生真面目な文体でアホなことを書いているのが滑稽でそれもおもしろいです。『四畳半神話大系』はアニメ化されているのでぜひご覧になってみてください!森見登美彦の独特な文体をうまくひきだしたアニメになっています。何度でも読みたくなる森見登美彦の代表作。

こんな方におすすめ

  • とにかく笑いたい人
  • 個性的な主人公が読みたい人

 

5.『太陽の塔』(森見登美彦)

森見登美彦のデビュー小説!

森見登美彦の記念すべきデビュー作。日本ファンタジーノベル大賞を受賞しました。「水尾さん研究」と称してストーカーに近い行為をしたり、ゴキブリキューブなるものをつくったりと、『太陽の塔』もヘタレ大学生が主人公。他にもおもしろいキャラクターが何人も登場します。森見登美彦にヘタレ大学生を書かせたら右に出るものはいません。森見登美彦の独特な文体はデビュー作から炸裂しています。とにかく笑える傑作青春小説!

こんな方におすすめ

  • とにかく笑いたい人
  • 個性的な主人公が読みたい人

 

6.『夜は短し歩けよ乙女』(森見登美彦)

森見登美彦のベストセラー小説

累計130万部突破。山本周五郎賞受賞、本屋大賞第2位を獲得した森見登美彦の恋愛青春小説。『夜は短し歩けよ乙女』でもヘタレ大学生がでてくるのですが、今作品はもう一人の主人公、ヒロインとして女子大生(黒髪の乙女)も出てきます。脇キャラもおもしろいキャラばかり。果てして2人の恋の行方は⁉日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞を受賞した映画も必見!

こんな方におすすめ

  • とにかく笑いたい人
  • 個性的なキャラクターが読みたい人

 

7.『階段途中のビッグ・ノイズ』(越谷オサム)

高校生のバンド小説

高校生のバンドを舞台にした青春小説。キャラづくりやストーリー展開など、ありきたりの設定といえばありきたりなのだけれど、おもしろい。ストレートでこれぞ青春!っていう熱い青春を感じさせてくれます。読後感はとても爽やか。とても読みやすく、あっという間に読めてしまいます。バンドや洋楽が好きな人は特におすすめ。クライマックスとなる文化祭のライブシーンは臨場感があって、本当に音楽が聞こえてきそうな感じです。

こんな方におすすめ

  • 音楽系の小説が読みたい人
  • 爽やかな王道青春小説が読みたい人

 

8.『ボックス!』(百田尚樹)

高校生のボクシング小説

高校生のアマチュアボクシングを舞台にした青春小説。天才VS努力家。上下巻とも400ページはある厚い本ですが、一気に読めてしまいます。本当に最初から最後までおもしろい!とても読みやすく、スッと物語に入っていけます。試合の臨場感あふれる描写は抜群。ボクシングに情熱をそそぐ彼らがまぶしいです。アマチュアボクシングが分からなくても、丁寧に解説してくれているので困りません。2010年に映画化された百田尚樹の傑作青春小説。

こんな方におすすめ

  • 爽やかで熱い青春小説が読みたい人
  • ボクシングに興味がある人

 

9.『くちびるに歌を』(中田永一)

アンジェラ・アキの名曲をもとにした感動小説!

中学生の合唱部を舞台にした青春小説。アンジェラ・アキの『手紙~拝啓十五の君へ』がもとになっています。2015年には新垣結衣主演で映画化されました。長崎の五島列島を舞台にしているため、会話が長崎弁になっています。この長崎弁がいいですね。中学生の初々しい姿にはキュンとしてしまいます。中田永一らしいユーモアを織り交ぜながら、友情、恋、成長を描いた本当に温かい物語。映画もおもしろいのでおすすめ。

こんな方におすすめ

  • 感動的な青春小説が読みたい人
  • 映画『くちびるに歌を』を観た人

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10.『DIVE!!』(森絵都)

水泳の飛び込み競技を描いた青春小説

水泳の飛び込み競技を題材にした青春小説。飛び込みという日本ではマイナーな競技ではありますが、おもしろいですし、飛び込みの競技を知らなくても、十分楽しめます。全体を通して瑞々しく爽やか。読みだしたら止まらず、あっという間に読めてしまいます。映画化、テレビアニメ化、舞台化、漫画化もされた森絵都の名作。

こんな方におすすめ

  • 爽やかな青春小説が読みたい人
  • 一気読みしたい小説を探している人



11.『桐島、部活やめるってよ』(朝井リョウ)

映画化もされた朝井リョウのデビュー作!

直木賞作家・朝井リョウの記念すべきデビュー作。小説すばる新人賞を受賞しました。主人公が入れ替わっていくオムニバス形式の青春小説で、キャラクターの書き分けがうまくできています。『桐島、部活やめるってよ』は物語性はあまりなく、心理的な部分を中心に書いていて、その心理描写がかなり独特。高校生の不安定で多感な心理をうまく描いています。2012年に公開された映画もおもしろいのでおすすめ。

こんな方におすすめ

  • 映画『桐島、部活やめるってよ』を観た人
  • 独特な心理描写を読みたい人

 

12.『風が強く吹いている』(三浦しをん)

箱根駅伝を描いた小説

箱根駅伝を舞台にした青春小説。マンガオタクやヘビースモーカー、黒人留学生など走りとは無縁な登場人物たちが箱根駅伝を目指すのですが、個性豊かなキャラたちばかりでおもしろいです。彼らが箱根を走る描写は臨場感たっぷり。結構、厚い本ですが、サクサクと読めてしまいます。映画化、漫画化、ラジオドラマ化、舞台化、テレビアニメ化された直木賞作家・三浦しをんの代表作。

こんな方におすすめ

  • 箱根駅伝が好きな人
  • 個性的なキャラクターを読みたい人

 

13.『チア男子!!』(朝井リョウ)

男子大学生がチアリーディングに挑む青春小説!

大学の男子チアリーディングを舞台にした青春小説。ちょっとつくり過ぎなのでは?と思うほど、個性豊か過ぎるメンバーが集まって「BREAKERS」を結成し、成長していきます。チアリーディングに一生懸命になっていく彼らの姿はまぶしく、魂を熱くさせてくれます。特にラストの舞台は読んでいるこちらまで参加しているような臨場感があって最高!かなり分厚い本ですが、苦になりません。漫画化、テレビアニメ化、舞台化、映画化された直木賞作家・朝井リョウの傑作青春チア小説。

こんな方におすすめ

  • 爽やかな青春小説を読みたい人
  • 個性的なキャラクターを読みたい人

 

14.『鴨川ホルモー』(万城目学)

大学生サークルの奇想天外なファンタジー青春小説!

奇想天外なファンタジー青春小説。今までこんな奇想天外な小説を読んだことはありません。発想がすごい!京都の大学サークルを舞台にしているのですが、そのサークル活動というのが「ホルモー」という謎の競技。高村、楠木ふみといった個性豊かなキャラクターや思わずクスっと笑ってしまうところもあっておもしろいです。ボイルドエッグズ新人賞を受賞した万城目学の記念すべきデビュー作。漫画化、映画化、舞台化されています。

こんな方におすすめ

  • 奇想天外な小説が読みたい人
  • 笑える小説が読みたい人

 

15.『君の膵臓をたべたい』(住野よる)

デビュー作にして累計260万部を突破した大ベストセラー

『キミスイ』の略称で親しまれ、累計260万部を突破した大ベストセラー!インパクトのあるタイトル、そしてライトな文体でありながらも、内容は「生きる」というテーマについて問うた奥深い青春小説となっています。本屋大賞第2位、ダ・ヴィンチBOOK OF THE YEAR 2位になるなど、高く評価され、2017年には北村匠海、小栗旬、浜辺美波、北川景子らのキャストで映画化。心に響く名言も多いのでそこにも注目です。

こんな方におすすめ

  • ライトな文体が好きな人
  • 感動的な小説が読みたい人

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16.『あと少し、もう少し』(瀬尾まいこ)

中学生の駅伝を描いた青春小説

中学生の駅伝を舞台にした青春小説。寄せ集めの6人が県大会出場を目指していきます。1区~6区までタスキをつないでいく形で主人公が入れ替わり、6人の物語が展開するオムニバス形式。それぞれコンプレックスを持ちながらも、頑張ろうとしている彼らの姿は胸をうちます。彼らのキャラクターがいいですね。本屋大賞受賞者である瀬尾まいこの傑作駅伝小説。

こんな方におすすめ

  • 駅伝が好きな人
  • 爽やかな青春小説が読みたい人

 

17.『トリガール!』(中村航)

鳥人間コンテスト出場までを描いた青春小説!

鳥人間コンテストを目指す理系女子大生の青春小説。主人公、鳥山ゆきなの大奮闘がおもしろいです。ゆきなの他にも、ペアを組む坂場大志など数々の個性豊かなキャラクターが登場。とても読みやすく、あっという間に読めてしまいます。なにかに情熱を燃やして頑張りたい!という気持ちにさせてくれる青春小説。2017年に土屋太鳳主演で映画化されました。

こんな方におすすめ

  • なにかに情熱を燃やしたい人
  • 楽しくおもしろく読める小説を探している人

 

18.『走ル』(羽田圭介)

ロードバイクで激走するロード小説

ロードバイクで旅をし始める高校2年生の物語。単純にいってしまえば、授業サボってチャリこいでるだけの話なのですが、その疾走感、躍動感、描写力が素晴らしい!読み終わったあとはロードバイクに乗って、どこか遠くまで走り出したくなる気持ちになります。日本版『オン・ザ・ロード』と絶賛された芥川賞作家・羽田圭介の青春ロード小説。

こんな方におすすめ

  • ロード小説が読んでみたい人
  • 今すぐ走り出したくなる小説が読みたい人

 

19.『横道世之介』(吉田修一)

ほのぼのとした青春小説

長崎から上京してきた大学生、横道世之介と彼と出会った人たちの人生を描いた青春小説。この横道世之介が愛嬌たっぷりの憎めないやつで友達に一人は欲しいなーなんて主人公です。とてもほのぼのとした春風のような青春小説。柴田錬三郎賞受賞作であり、本屋大賞3位に入賞しています。2013年に高良健吾主演で映画化されました。

こんな方におすすめ

  • 癒し系の小説を読みたい人
  • ほのぼのした小説を読みたい人

 

20.『幕が上がる』(平田オリザ)

ももクロがメンバーが出演して映画になったよ!

累計10万部突破。高校演劇を舞台にした青春小説です。高校の部活で小説というと運動部になりがちですが、これは文科系。しかも演劇というあまりない題材になっているのではないかと思います。演劇もスポーツと同じで熱くなれるんだと実感しました。もちろん演劇の知識がなくても楽しめます。2015年に映画化。ももいろクローバーZのメンバーが出演し、日本アカデミー賞話題賞を受賞しました。

こんな方におすすめ

  • 映画『幕が上がる』を観た人
  • 演劇に興味がある人

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21.『一瞬の風になれ』(佐藤多佳子)

陸上競技を描いた青春小説

高校生の陸上競技を舞台にした青春小説。2007年に本屋大賞、吉川英治文学新人賞を受賞しています。今すぐ走り出したくなる清々しい青春小説。全3巻と長いですが、文体はライトな感じなので読書初心者でも気軽に読むことができます。ラジオドラマ化、漫画化、テレビドラマ化された佐藤多佳子の傑作。

こんな方におすすめ

  • 陸上競技に興味がある人
  • 爽やかでライトな小説が読みたい人

 

22.『69』(村上龍)

アクティブでエネルギッシュな小説

重厚な小説が多い村上龍作品の中ではポップで楽しい青春小説になっています。その内容とは高校のバリケード封鎖やフェスティバルを開催してしまうというアクティブかつエネルギッシュな内容。村上龍が苦手な人でも読みやすく、楽しめるでしょう。2004年に妻夫木聡主演、宮藤官九郎脚本で映画化されています。

こんな方におすすめ

  • 映画『69』を観た人
  • アクティブでエネルギッシュな小説が読みたい人

 

23.『ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ』(滝本竜彦)

女子高生が戦うファンタジー小説!

角川学園小説大賞で特別賞を受賞した滝本竜彦氏のデビュー作。チェーンソーを持った謎の男と戦う女子高生と出会い、その死闘をサポートしていくという一風変わったファンタジーストーリー。ヒロインの絵里に萌えます。主人公、陽介とヒロイン、絵里の距離がだんだん縮まっていくのもいいですね。ライトノベルに近いので気軽に読めます。ラジオドラマ化、漫画化、さらに市原隼人、関めぐみのW主演で映画化もされたファンタジー青春小説。

こんな方におすすめ

  • ファンタジーの入ったライトノベルが好きな人
  • 映画『ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ』を観た人

 

24.『最後の息子』(吉田修一)

水泳部を舞台にした『Water』がおすすめ!

芥川賞作家・吉田修一の記念すべきデビュー作。短編集になっています。中でもおすすめなのが『Water』という作品。水泳部に所属する高校生の物語です。青春そのものという感じがして、清々しくキラキラしています。『Water』だけでも読んでみてくださ『Water』のためだけに買ってもいいというくらい、おすすめの青春小説。

こんな方におすすめ

  • 短編集を読んでみたい人
  • 吉田修一が好きな人

 

25.『百瀬、こっちを向いて。』(中田永一)

青春の恋愛を描いた短編集

ピュアな初恋がテーマの青春小説であり、恋愛小説。2014年に早見あかり主演で映画化されています。高校生の主人公がひょんなことからウソ彼氏を演じることになり、恋心が芽生えていくという話。ピュアだったころの恋を思い出しながら読むといいかもしれません。『百瀬、こっちを向いて。』でも中田永一のユーモアがあふれていて、笑える部分もあります。映画もぜひ観てほしい短編青春小説。

こんな方におすすめ

  • 青春時代の恋愛が読みたい人
  • ピュアな初恋や切ない恋が好きな人

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26.『私は存在が空気』(中田永一)

超能力×恋物語の青春小説

超能力者×恋物語となっていますが、青春小説としても楽しめます。さすが中田永一の豊かな発想力とストーリー展開は素晴らしいです。短編集なのでいろいろな超能力がからんだ物語を楽しむことができます。瞬間移動、発火能力、存在を空気にできる……などなど。超能力と恋愛をからめた風変わりな青春小説。

こんな方におすすめ

  • 一味違った恋愛青春小説が読みたい人
  • 短編でサクッと読みたい人

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27.『時をかける少女』(筒井康隆)

筒井康隆の名作!

実写映画、アニメーション映画化された筒井康隆のSF青春小説。映画化だけでなく、テレビドラマ、舞台、漫画と幅広く派生。青春、SF、恋愛、全てがそろった名作です。映画とはまた一味違った原作のほうも読んでみてはいかがでしょうか。短編集なので他の作品も楽しむことができます。

こんな方におすすめ

  • タイムリープを使ったSF作品が好きな人
  • 映画『時をかける少女』が好きな人

 

28.『少女は卒業しない』(朝井リョウ)

女子高生を描いた青春短編小説

7人の少女の視点から描かれる青春短編小説。女子校生が主人公なのですが、男が書いたと思えないくらい少女たちの心理描写がうまいです。なんでこんなに女子を描くのがうまいんだろうと感心してしまうほど。朝井リョウらしさが出ていますね。廃校が決まった女子高生たちの別れを描いた、ほろ苦く、切ない青春小説。

こんな方におすすめ

  • ほろ苦く切ない青春小説が読みたい人
  • 女子高生が主人公の小説が読みたい人

 

29.『もういちど生まれる』(朝井リョウ)

直木賞にノミネートされた連作短編小説

大学生を主人公にした連作短編小説。直木賞にノミネートされました。『もういちど生まれる』も朝井リョウらしさがでています。軽妙な会話文や独特な心理描写。まだ大人になりきれていない揺れる若者をうまく描いています。自分が主人公じゃないかと思えるくらい感情移入できる青春小説。

こんな方におすすめ

  • 朝井リョウの軽妙な会話文や独特な心理描写が好きな人
  • 大学生を主人公にした連作短編小説が読みたい人

 

30.『ライ麦畑でつかまえて』(J.D.サリンジャー)

世界中で読み継がれた青春小説の古典的名作!

17歳の少年ホールデン・コールフィールドがクリスマス前のニューヨークの街をめぐる物語で、一人語りのように物語は進んでいきます。『ライ麦畑でつかまえて』は1951年にアメリカで刊行されたものですが、いまなお世界中で読み継がれている青春小説の名作であり、サリンジャーの傑作。海外小説なのでハードルは高いかもしれませんが、必読の一冊です。訳は野崎孝訳と村上春樹訳があるのですが、村上春樹訳のほうが現代の言葉に近いので読みやすいかもしれません。読み比べてみるのもおすすめ。

こんな方におすすめ

  • 世界の名作を読んでおきたい人
  • 海外小説に興味がある人



31.『チーム』(堂場瞬一)

学連選抜チームで出場する箱根駅伝!

箱根駅伝を舞台にした青春小説ですが、本作は大学のチームではなく、学連選抜のチーム。ちなみに学連選抜とは予選敗退した大学から、予選会で個人成績が上位に位置した選手が選ばれるチームのこと。いわゆる寄せ集めのチームです。そんな寄せ集めのチームがいかにしてひとつのチームになって箱根駅伝を走るのかというのが読みどころの青春小説。

こんな方におすすめ

  • 箱根駅伝が好きな人
  • 学連選抜チームの駅伝が気になる人

 

32.『ひらいて』(綿矢りさ)

女子高生の激情を描いた青春恋愛小説!

女子高生の片思いを描いた青春恋愛小説。好きになった人には実は中学の時から付き合っている彼女がいて……というストーリー。主人公、愛の抑えきれない恋の激情が繊細で美しい筆致で描かれています。瑞々しい繊細な文体はさすが。常識ではちょっと考えられない行動もしますが、そこもまた魅力的。

こんな方におすすめ

  • 女子高生の片思いを読みたい人
  • 瑞々しい繊細な文体が好きな人

 

33.『蹴りたい背中』(綿矢りさ)

芥川賞を受賞した大ベストセラー!

ハツとにな川の仲間外れ同士のちぐはぐな交流を描いた青春小説。綿矢りさの芥川賞受賞作品でミリオンセラー。物語性はあまりないのですが、文体というか描写にすごい才能が感じられます。”さびしさは鳴る”という短いけど、インパクトのある出だし。そこからさらに惹かれていきます。まだ10代で書いたとは思えない筆力、言葉のセンスは天才的です。

こんな方におすすめ

  • 10代のあふれる才能を感じたい人
  • 言葉のセンスを感じたい人

 

34.『ウォーターボーイズ』(矢口史靖)

映画『ウォーターボーイズ』の小説版

映画『ウォーターボーイズ』の小説版。男のシンクロが小説でも味わえます。映画の内容を忠実に再現しており、泣き、笑い、感動、全てがつまった最高の青春小説になっています。ところどころに挿絵があり、そこも見どころポイント。ページ数はそれほどないので、難しいことを考えることなく、さくっと読めちゃいます。小説でも『ウォーターボーイズ』を楽しみましょう!もちろん、 映画『ウォーターボーイズ』もおすすめ。

こんな方におすすめ

  • 映画『ウォーターボーイズ』を観た人
  • 男のシンクロが読みたい人

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35.『野ブタ。をプロデュース』(白岩玄)

ドラマ化もされた白岩玄のデビュー作!

文藝受賞作、芥川賞にノミネートされた白岩玄の青春小説。高校を舞台にしており、転校してきたいじめられっ子の野ブタをプロデュースして人気者にしていくというお話。文体はライトな感じで読みやすいです。一見、浅い小説かと思いきや奥が深い。2005年に亀梨和也、山下智久、堀北真希のキャストでドラマ化されました。

こんな方におすすめ

  • ドラマ『野ブタ。をプロデュース』を観ていた人
  • いじめられっ子をプロデュースするという内容が気になる人

 

おすすめの青春小説35選のまとめ

 

おすすめ青春小説35選を紹介しました。

気になった作品や観ていなかった作品はありましたか。

もしあればぜひ読んでください!

青春小説を読むと、若々しい気分になってエネルギーが湧いてきますし、心のリフレッシュにもなります。

 




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