SF 映画の感想

失われた記憶の真実『オブリビオン』(2013)の感想やあらすじを紹介

『オブリビオン』(2013)は2013年に公開されたアメリカのSF映画。

スカヴと呼ばれるエイリアンの侵略で荒廃してしまった2077年の地球を舞台に、監視のため地球に残る主人公を描いた近未来のSFアクション映画となっています。

スタイリッシュな映像と謎が謎を呼ぶミステリアスな展開。

消されてしまった記憶に何が隠されているのか。

ラストで明らかになるジャックの驚愕の真実とは!?

記憶を消されてしまった男、ジャックのミステリアスな運命を描いた『オブリビオン』(2013)について、あらすじと感想、作品の魅力をネタバレを交えて紹介していきます!




『オブリビオン』(2013)の作品・キャスト情報

 

作品情報

タイトル:オブリビオン/Oblivion
公開年:2013
上映時間:124分
ジャンル:SF

キャスト情報

監督:ジョセフ・コシンスキー
主演:トム・クルーズ(ジャック・ハーパー)
その他出演:モーガン・フリーマン(マルコム・ビーチ)
オルガ・キュリレンコ(ジュリア・ルサコーヴァ)
アンドレア・ライズボロー (ヴィクトリア・オルセン)
サイクス ( ニコライ・コスター=ワルドー)

『オブリビオン』(2013)のあらすじ

©︎Universal Studios

西暦2077年。

60年前に起きたエイリアン、スカヴからの侵略を阻止したが、侵略戦争によって地球は荒廃してしまう。

そんな壊滅的な状態のなか、人類は他の惑星へ移住を果たしていた。

ジャック・ハーパーはヴィクトリア・オルセンとチームを組んで地球に残り、ドローンのメンテナンスやパトロールなどの任務をこなす。

ある日、ジャックはパトロールの途中で墜落した宇宙船を発見し、その残骸から謎の女性ジュリア・ルサコーヴァを救出。

目を覚ましたジュリアはジャックの名を口にするが、ジャックは彼女を知らないのだった。

断片的な記憶をたどるうち、ジャックは驚愕の真実を知ることになる。

『オブリビオン』(2013)の感想

©︎Universal Studios

スタイリッシュな美しい映像

とにかく『オブリビオン』(2013)はスタイリッシュで美しい映像に魅了されます。

「これぞSF!」って感じです。

偵察機やドローンといったロボットの近未来的映像だけでなく、トム・クルーズ演じるジャック・ハーパーが縦横無尽に駆け回るフィールドも美しい。

CGとは思えないほど奇麗で、画面の中にすいこまれそう。

これは決して過言ではありません。

『オブリビオン』(2013)のスタイリッシュな映像を観るだけでも、一見の価値アリ!です。

アクションだってスタイリッシュ

©︎Universal Studios

『オブリビオン』(2013)はアクションだってスタイリッシュ!

アクション映画に多数出演するトム・クルーズの鍛え抜かれた肉体とアクションが、本作でも見事に披露されています。

もちろんトム・クルーズのアクションが見どころにはなっているのですが、本作はSF映画ということで他にも注目していただきたいアクションが。

それはCGを駆使したアクション。

ジャックが偵察機に乗って、ドローンと空中戦を繰り広げるバトルシーンは観ていてハラハラドキドキ。

スタイリッシュな映像も合わさり、手に汗握るシーンとなっています。

一番、SFアクションぽいシーンになっているんじゃないかと思います。

『オブリビオン』(2013)ではジャックのアクション、CG使った派手なアクションにも注目!

謎が謎を呼ぶ展開にくぎ付け

映像やアクションのことについて触れてきましたが、『オブリビオン』(2013)はストーリーだっておもしろいんです!

謎が謎を呼ぶ展開で、最後まで飽きることなくみることができます。

前半は伏線をはり、後半ではそれが見事に回収。

そして、明かされるラストの驚愕の真実。

うまくできてました。

冒頭で見せたいた断片の記憶、ジュリアの正体、なぜジュリアはジャックを知っていたのか、ジャックの記憶の真実、スカヴの正体……。

それらの謎が次々に明かされていき、ラストではカタルシスを得ることができます。

映像もアクションも素晴らしいですが、やはり『オブリビオン』(2013)の一番おすすめポイントはこのストーリーでしょう。

緻密でしっかり練られたストーリー構成になっていました。


【ネタバレあり】『オブリビオン』(2013)の意味とは?

©︎Universal Studios

結末につながる『オブリビオン』の意味

タイトルにもなっている“オブリビオン(oblivion)”の意味は、忘却、忘れ(られ)ること、無意識の状態を意味しています。

a忘れ(られ)ること; 忘れられている状態,忘却.
be buried in oblivion 忘れられている.
b無意識の状態,人事不省.

映画のラストが近づくと、“オブリビオン(oblivion)”というタイトルに隠された意味が分かってきます。

主人公、ジャック・ハーパーは記憶を忘却されていたのです。

ジャック・ハーパーは映画の冒頭から、記憶をなくしたことを自覚しており、女性のこと(ジュリア)、エンパイアステートビルにのぼったことなど、かすかな断片だけは覚えていました。

それが伏線となっていて、ラストでは“オブリビオン(oblivion)”の衝撃の事実を知ることになります。

ラストの疑問 本物のジャックは?

『オブリビオン』(2013)のラストをネタバレしてしまうと、3つの真実が明らかになります。

  1. ジャックは記憶を忘却されており、クローンだった
  2. 敵だと思って戦っていたスカヴの正体は生き残った人類たちだった
  3. 宇宙ステーションだと教えられていたテットが実は敵だった

という3つの真実。

ここで浮かび上がってくるのは、「本物のジャックはどうしたんだ?」という疑問です。

本作で出てくるのは、Tech49とTech52であり、つまりオリジナルのジャックではなく、クローン。

ということは、本物のジャックがいるはず。

しかし、本物のジャックは出てきませんでした。

おそらく本物のジャックは記憶を消され、どこかで監視の任務をしているかもしれないし、死んでいるかもしれない。

残念ながらそこまでの真実は明かされませんでした。

「想像におまかせします」ということなのでしょう。

それにしても、たとえクローンであったとしても、Tech49=Tech52とみなしていいのだろうかという点はひっかかりますし、妻であるジュリアも夫がクローンでもいいのだろうか、という疑問も浮かびます。

しかし、死んだと思っていた愛する人が再び現れただけでも、残されてしまったものとしては嬉しいのかもしれませんね。

それがたとえクローンであったとしても。

『オブリビオン』(2013)の評価・レビュー

©︎Universal Studios

『オブリビオン』(2013)の の評価・レビューを紹介していきます。

映画レビューサイトでのレビューをいくつかまとめると、

「既視感溢れた作品でしたので、ストーリー的に新鮮さや驚きはありませんでしたが、映像の美しさと秀逸なメカデザインとその動きを観るだけでも、十分楽しめる作品かと思います。」

「途中ええっ!と驚かされたりストーリーも面白のですが、ラストがやっぱりちょっとモヤモヤ。」

「最後のシーンはハッピーエンドと捉えていいのかバッドエンドなのか、複雑な気持ちになった。」

など「既視感がある」「ラストがモヤモヤ」「結末が微妙」という評価・レビューが目立ちました。

3つの映画レビューサイトの平均点数は5点満点中3.3という評価。

意外にも低評価でした。

確かにラストがモヤモヤするという評価は理解できますが、個人的には4.0をあげてもいい作品だと思います。

『オブリビオン』(2013)のまとめ

©︎Universal Studios

スタイリッシュな映像とアクション、緻密に練られたストーリーで楽しませてくれた『オブリビオン』(2013)。

謎が謎を呼ぶ展開と次々に明かされていく事実には惹きつけれました。

ラストをどう見るかでだいぶ評価が変わってしまう作品かもしれません。

難しいことを考えずに観るのであれば、おもしろい作品だと思います。

個人的には良作のSF映画でした。


 

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